シナーがメドベデフとの接戦を制して初の決勝進出
男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ)のシングルス準決勝が現地18日に行われ、世界ランク4位のヤニック・シナー(イタリア)が、同3位のダニール・メドベデフを6-3、6-7(4)、6-1で破り、決勝に進出。「100%を出し切る」と決勝に向けて語った。



今季4勝を挙げ、自己最高ランクとなる4位で今大会を迎えたシナー。ラウンドロビンではノバク・ジョコビッチ(セルビア/同1位)、ステファノス・チチパス(ギリシャ/同6位)、ホルガー・ルーネ(デンマーク/同8位)と対戦し、3連勝でイタリア人男子として初めて決勝トーナメントに進んだ。

準決勝では、2020年大会で全勝優勝を果たしているメドベデフと対戦。第1セットでは第3ゲームでのピンチを防ぐと、続く第4ゲームでは40-0からメドベデフが立て続けにフォアハンドをミスし5連続ポイントでブレーク。先にリードを奪うとそのまま6-3でセットを取りきった。だが、第2セットはメドベデフの堅い守備を崩せず、タイブレークの末に6-7(4)で落としてしまう。

勝負の最終セット、シナーは第2ゲームでチャンスを掴むと、ここでメドベデフが痛恨のダブルフォールト。大きなアドバンテージを握ったシナーは、コーナーへのサーブとコート深くへのストロークでメドベデフに攻めさせない。自身のサービスゲームをきっちりキープし、第6ゲームで2度目のブレークでリードを広げて6-1。イタリア人男子として初めてツアー最終戦の決勝に進んだ。

「最高の気分だ。イタリアのファンとこの瞬間を分かち合うことは、僕にとって大きな意味がある」と決勝進出の素直な気持ちを露わにしたシナー。

「決勝に進出できて、ノバクやカルロスと対戦できることを光栄に思う。タフな試合になるだろうけど楽しみだ。自分の持っているものすべてを、100%出し切ろうとしている。いい試合になることを願っているよ」と初のツアー最終戦の決勝を待ちわびた。

決勝ではシナーがラウンドロビンで勝利しているジョコビッチと対戦。ジョコビッチは準決勝で世界ランク2位のカルロス・アルカラス(スペイン)を6-3、6-2で下している。

著者:Tennis Classic 編集部