ジョコビッチがアルカラスに快勝で9度目の決勝へ
現地11月18日、男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ)のシングルス準決勝が行われ、史上最多7度目のタイトル獲得を狙う世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が同2位のカルロス・アルカラス(スペイン)を6-3、6-2で下し、9度目の決勝に進んだ。



今季は準優勝だったウィンブルドン以外の3つのグランドスラムを制すなど6つのタイトルを手にして、16度目の今大会を迎えたジョコビッチ。2012年から4連覇を果たしており、昨年大会も1セットを落としたのみで全勝優勝し、ロジャー・フェデラー(スイス)に並ぶ史上最多6度目の優勝を飾った。

今大会のラウンドロビンでは、ヤニック・シナー(イタリア/同4位)に初黒星を喫したものの、ホルガー・ルーネ(デンマーク/同8位)、フベルト・フルカチュ(ポーランド/同9位)を下し、2勝1敗のグループ2位で決勝トーナメントに。迎えた準決勝では、今季3度対戦し2勝1敗のアルカラスと対戦した。

試合は出だしこそピンチを招いたジョコビッチだが、抜群の安定感を持つストロークと強打が持ち味のアルカラスに負けないディフェンス力でしっかりサービスキープ。第8ゲームでチャンスを握ると、アルカラスからミスを引き出してリードを奪い、6-3でセットを取った。

続く第2セットも先にリード奪ったのはジョコビッチ。アルカラスの足元へ深いリターンを放ちミスを誘ってブレークすると、その後も主導権を手放さず。第7ゲームで2度目のブレークに成功し6-2。今年3試合を戦いタフな試合が続いていた中で、初めてストレート勝ちの完勝で史上最多7度目のタイトルに王手をかけた。

ジョコビッチは、試合後に「今年最大のライバルであるカルロスと対戦した中で最高の試合の一つだった。僕ら二人とも長い夜、ロングマッチになると予想していたと思う。ただ、僕は何とかステップアップすることができた。第1セットの4-3でブレークした時から試合終了まで本当に完璧なプレーができた」と、手応えのある試合だと振り返った。

決勝は史上最多7度目の記録がかかる大一番。そして、相手はラウンドロビンで敗れているシナーだ。「数日前の試合を分析し、自分が勝つために何が必要かを理解するよ。彼は今大会のベストプレーヤー。4連勝し、素晴らしいテニスをしている。イタリアの観衆の声援の波に乗っているのは明らかだよね。彼は初優勝、僕は7度目の優勝を狙う。こういう状況になったことはあるが、経験が少しでも助けになればいい」と意気込んだ。

著者:Tennis Classic 編集部