シナーが世界1位ジョコビッチにチャンスを握らせずに快勝
1月26日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)男子シングルス準決勝が行われ、第4シードのヤニック・シナー(イタリア/世界ランク4位)が、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/同1位)を6-1、6-2、6-7(6)、6-3で下し、グランドスラム初の決勝進出を決めた。試合時間は3時間22分だった。



同大会11度目の制覇、そしてマーガレット・コート氏を抜いて史上最多25度目のグランドスラム優勝を狙う36歳のジョコビッチは、全豪オープンで2019年からマッチ33連勝中。準決勝、決勝では負けたことがない。

対するは、準々決勝で第5シードのアンドレイ・ルブレフ(同5位)を6-4、7-6(5)、6-3で破り、昨年のウィンブルドン以来となる2度目のグランドスラム準決勝に進んだシナー。今大会いまだセットを落としていない。

直接対決ではジョコビッチが4勝2敗と勝ち越しているが、その2敗は昨年11月のATPファイナルズと男子国別対抗戦デビスカップでのもの。シナーは昨季ジョコビッチから2度も勝利を挙げた唯一の選手である。

試合は、開始早々にシナーが第2ゲームで幸先よくブレーク。その後もポイントを重ねて第6ゲームも破ってジョコビッチの良さを出させないまま6-1でセットを奪う。第2セットでも、第1ゲームをラブゲームで気持ちよくサービスキープしたジョコビッチの波に乗らせない。シナーはコート深くに配球したストロークで、ジョコビッチからアンフォーストエラーを引き出して第3、第7ゲームでブレーク。6-2とセットを連取した。

試合時間はここまで1時間13分。このまま一気に勝負を決めたいシナーは、左右に揺さぶられても厳しい返球でジョコビッチに簡単にポイントを奪わせない。それでもあとがないジョコビッチは、プレッシャーのかかる場面を迎えても粘り強いプレーでピンチを切り抜ける。苦しい時間を耐えてタイブレークに持ち込むと、マッチポイントもしのぎ7-6(6)で奪取。セットを取り返したジョコビッチは、右手の拳を掲げた。

チャンスを逃してしまったシナーだが、気落ちすることなく攻め続けると第4ゲームでジョコビッチの40-0からブレーク。最後まで高いパフォーマンスでジョコビッチにブレークポイントすら握らせず6-3で締めて、グランドスラム初の決勝進出を果たした。

決勝では第3シードのダニール・メドベデフ(同3位)と第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同6位)の勝者と対戦する。

著者:Tennis Classic 編集部