ロシアの19歳、アンドレイ・ルブリョフが先週クロアチアのウマグでツアー初優勝を果たした。『#NextGen』プレーヤーで4人目のツアー優勝者である。

テニスファンなら『#NextGen』の説明はもう無用だろうか。テニス界の次代を担うネクストジェネレーション=21歳以下の若手プレーヤーを盛り上げるためのキャンペーン用のネーミングだ。今年はシーズン末のATPファイナルズ(昨年までのツアーファイナルズから名称を変更)の前の週に、この『♯NextGen』だけのファイナルズが初開催されることもあって、以前よりも注目されている。

開催地はイタリアのミラノ。出場権をめぐる『レース・トゥ・ミラノ』の順位も毎週更新されており、こうした新たな競争のシステムができたことが彼らの躍進につながっているのかもしれない。ランキングのトップ50には、11位のアレクサンダー・ズベレフを筆頭に、32位のカレン・カチャノフ、47位のボルナ・コリッチ、48位ダニール・メドベデフ、そして先週優勝のルブリョフが49位と5人の対象選手がランクインしている。

『レース・トゥ・ミラノ』の出場枠は8。気になるのは日本の若手がどのあたりに絡んでいるのかということだが、その状況は決して愉快ではない。同じアジアでも韓国はチャン・ヒヨン(21歳)が6位と出場資格圏内で、20位、30位と続くが、日本は36位につけている19歳の高橋悠介がトップだ。

以前、錦織圭が韓国の選手について、「才能のある選手が多いのに、14歳くらいまでは強いけど急にいなくなってしまう。彼らのせいなのか協会のせいなのかわかりませんけど」と言っていたが、少なくとも今の若手は日本の上をいっている。