ネクストジェンのスターであるアレックス・デミノー(オーストラリア)にはニックネームがある。「デーモン」だ。強靭な肉体、目がくらむようなスピード、冷酷なグランドストロークを持つデミノーと戦う対戦相手からすれば、彼は悪魔のような存在かもしれない。しかし、21歳のデミノーが他と違う点は立ち振る舞いにある。

ATPによると、デミノーは「毎日が重要だ。若いうちはまだ分かっていないかもしれない。だが成長し、2〜3年も経験を積めば、トップ選手になりたい、トップの選手と対戦したいという気持ちが出てくる。そのために皆、毎日自分を改善していかなければならない」と話している。

デミノーは4歳の時、シドニーで初めてテニスのレッスンを受けた。5歳からの8年間はスペインで過ごしたが、その後3年間をオーストラリアで過ごすと、再びスペインに移り住んだ。両方の文化を体験したデミノーは多くを学び、その経験を通してよりテニスを楽しんだという。

デミノーは「8歳で初めて試合をした時、テニス選手になりたいとすぐに思った。それ以来僕はでるだけ多くテニスをし、できる限り上達しようとした」と当時を振り返った。

ネクスト・ジェンATPファイナルに2度出場し、昨年は3回優勝したデミノー。順調そうに見えるが、この年ですでに逆境からの復活も経験している。デミノーは2019年の前半に鼠径部を痛め、今季はじめにも腹部を負傷した。

デミノーは「ツアーにはアップダウンがつきものだ。つまずいてばかりさ。でも常に前進していかないと。いつもうまくいくとは限らない。それでも正しいメンタリティーを持ち、物事をポジティブに捉え、自分を正しい方向に向ける。それが最も重要だと思う」と語っている。

(選手コメント引用元:https://www.atptour.com/en/news/de-minaur-uncovered-feature-july-2020)