現地30日、WTAランキングが更新された。全豪オープンの結果が反映された最新ランキングの中から、全豪オープンのファイナリストたちの変動を紹介する。
【2位】アリナ・サバレンカ(ベラルーシ):+3〈キャリアハイタイ〉
全豪オープンを制覇したサバレンカがキャリアハイの2位に返り咲いた。24歳のサバレンカは同大会で2,000ポイント獲得した他、アデレード国際1で優勝し470ポイント、さらにWTAファイナルズ準優勝で955ポイントと、直近で出場した3大会で3,525ポイントを獲得した。
大きく順位を上げたサバレンカだが、現在1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)とは4,385ポイント差がついている。しかし、全仏オープンでサバレンカが保持しているポイントが1,115ポイントであるのに対し、シフィオンテクは6,270ポイントだ。
シフィオンテクは1位の座を44週連続で維持している。初めて1位の座を獲得してから最長保持記録を持つのはシュテフィ・グラフ(ドイツ/186週)であり、その後にマルチナ・ヒンギス(スイス/80週)、セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ/57週)が続き、シフィオンテクは4位につけている。
【10位】エレナ・リバキナ(カザフスタン):+15〈キャリアハイ〉
惜しくも準優勝となったリバキナは25位から10位へ大きく順位を上げ、キャリアハイを記録した。アフガニスタン人選手として、男女合わせても初のトップ10入りを果たした。
昨シーズンの、スロベニア・オープン決勝進出、J&Tバンカ・オストラバ・オープン準決勝進出、さらにWTA1000大会のBNPパリバ・オープンとウェスタン&サザン・オープンで準々決勝へ進出したことが大躍進へつながった。