現地4日、フランス/パリで開催されている全仏オープンで男子シングルス4回戦が行われ、第3シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク94位のフアン・パブロ・バリラス・パティーニョ サムディオ(ペルー)を6-3,6-2,6-2のストレートで下し、17度目の同大会準々決勝進出を決めた。

ジョコビッチは1時間57分間の試合を通して両サイドへのクリーンヒットを繰り出すと、35本のウィナーを決め、12度握ったブレークポイントのうち6度をブレークにつなげた。

ジョコビッチには今大会でタイトルを獲得する動機が3つある。同大会3度目のタイトル、メジャー23度目のタイトル、そしてPepperstone ATPランキング首位奪還だ。

ATPによると、「グランドスラムの歴史を作ることに向けて気を張っている?」と訊かれたジョコビッチは、「(僕は)ここ数カ月で確実に良くなっている。この10日間は、全豪オープン以来のベストな状態が続いている。良いことだ。ポジティブなニュースだ。このまま続けなければならないし、先を考えすぎないようにしないとね。だが、良い方向に進んでいるよ」と答えた。

バリラス・パティーニョ サムディオは、ロベルト・バウティスタ・アグート(スペイン)やフベルト・フルカチュ(ポーランド)相手のアップセットを含む5セットマッチを3試合制してこの舞台に立った。ジョコビッチに対しても怯む様子を見せなかったが、ジョコビッチの堅守を崩すことができなかった。

ジョコビッチは準々決勝でカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦する。

ハチャノフは同日行われた4回戦で、ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)を1-6,6-4,7-6(7),6-1で破り、グランドスラム3大会連続の準々決勝進出を決めた。

(コメント引用元:https://www.atptour.com/en/news/djokovic-varillas-roland-garros-2023-sunday)