現地1日、中国/北京市で開催されているチャイナ・オープンで男子シングルス2回戦が行われ、ヤニック・シナー(イタリア)が世界ランク38位の西岡良仁を6-2,6-0で下し、今季12度目の準々決勝進出を決めた。

ダニエル・エバンス(イギリス)と対戦した1回戦では、3セットマッチの接戦を制したシナーだが、この日は67分で勝利した。

ATPによると、シナーは「(中国での)最初の数日は調子が悪く、1回戦は何とか乗り切った。その後1日休みがあった。今日は身体の調子が良かった。こういう状態の時は少し余裕のあるプレイができるんだ」とコメント。

また「今日の僕のプレイは良かった。サーブの確率はもう少し改善する必要があるが、他は本当に良かったと思っている」と続けた。

シナーと西岡は最初の2ゲームでサービスゲームをブレークし合ったが、その後は世界ランク7位のシナーが主導権を握り、西岡との対戦成績を2勝0敗に伸ばした。シナーは第1セット1-2から11ゲームを連取すると、8本のエースを含む18本のウィナーを決め、トレードマークである力強いヒッティングを披露した。

22歳のシナーは準々決勝でグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。ディミトロフは同日行われた2回戦で第3シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)を6-3,7-5で破った。同大会8度目の出場のディミトロフが準々決勝に進むのは、これが4度目となる。

(コメント引用元:https://www.atptour.com/en/news/sinner-nishioka-rune-dimitrov-beijing-2023-sunday)