4月に開幕した大阪・関西万博。すでに来場者の累計は700万人を超えるなど、大きなにぎわいを見せていて、6月10日からは新潟をPRするイベントも始まりました。
万博会場でしか味わえない特別な日本酒が登場するなど、新潟の魅力が詰まったイベント。訪れた人に新潟はどのように映ったのでしょうか。
様々な国の文化が交差する大阪・関西万博。
<田中記者リポート>
「大屋根リングがシンボル。大阪・関西万博にやってきました。開幕から2か月が経ちましたがこのように多くの人で賑わっています」
ことし4月の開幕以降関係者を含めた来場者数の累計は700万人を超え連日、各パビリオンには長い行列が……
新潟市から訪れたという男性もいました。
<新潟市から訪れた男性>
「私は55年前来ているんだけど女房は55年前来てないの。だから万博の雰囲気を味わいたい」
会場内には県の石でもあるヒスイが常設展示されています。
<来場者>
「(子どもが)走り回って喜んでもちろんヒスイも2つ見つけてよろこんでました。新潟に行ったことないのでぜひ行きたいと思います」
Q)新潟にはこの石がいっぱいあるんだって。
子ども)「じゃあ宝石削りまくったら」
そして、万博のシンボル、「大屋根リング」のすぐそばに設置されたのが……。
<記者リポート>
「大にぎわいのこちらの会場には期間限定で県の催事も行われているんです」
6月10日からスタートした新潟県のイベント。テーマは「食と暮らしの未来」。
新潟の魅力を発信する絶好のチャンスです。
<出展者>
「伝統工芸品で新潟市をPRしようと思って来ています」
<糸魚川市の出展>
「こういった形の触れるヒスイですとか」
「あとは海洋高校の大の里のパネルもありますので」
このイベントでは、新潟、糸魚川、佐渡の3つの市がブースを設けて観光などをPRします。
<県観光企画課誘客宣伝グループ 高木 剛さん>
「それぞれの地域の魅力あるものをお出ししていただいていると思います」
花角知事もイベントのオープン前に視察に訪れました。
新潟みやげが当たるおみくじを引くと……。
<花角知事>
「ほら。小吉。これ全員に当たるのか。みなさんにいくそうです」
「絶好のチャンスですよね。新潟の魅力を味わってもらう。みなさん頑張って準備万端のようですので楽しみです」
そして迎えたオープニング。
新潟と同じように多くの酒蔵をもつ山口県と共に杯を交わします。
こちらは日本酒を立ち飲みできる「角打ち」のコーナー。
「えだまめ県、新潟。」らしく枝豆やご当地グルメをつまみに新潟の地酒を飲み比べすることができます。
<メキシコからの来場者>
「アイラブジャパン!ビューティフルカントリー」
「日本はすべていいけど、食べ物が特に美味しいね。ここに1か月滞在しようと思っているよ」
この日限定で提供された日本酒があります。
それがこの「90」……実は万博でしか味わえない“新しい日本酒”なのです。
一体何が“新しい”のか……
この日本酒を作った県の醸造試験場を訪ねました。
<県醸造試験場青木 俊夫場長>
「これは佐渡の金山のふもとで採れた酵母です」
日本酒の製造過程で必要な「発酵」の過程。その発酵に欠かせないのが「酵母」という微生物です。
県醸造試験場によると、日本酒に使える酵母を自然界から新たに採ることは難しいといいます。
そんな中、試験場では、県内の名所で採取した酵母から日本酒を作ろうという取り組みを行っていて、佐渡市内で40以上のサンプルを採取していました。
その中で唯一日本酒に使える酵母が発見されたのが、去年、世界遺産登録された佐渡の金山のふもとだったのです。
その酵母でつくった日本酒を絞り出している時、万博出展への知らせが届いたといいます。
<県醸造試験場 青木 俊夫場長>
「なかなか見つけられないものですのでその中でも一つでも見つけられたというのはものすごい成果だと思っている。十分万博で出せるお酒だなと思いました」
世界遺産登録された場所で採れた酵母に、酒米も新潟生まれの「越淡麗」を使用。
万博にふさわしい「オール新潟」の純米大吟醸が出来上がりました。そのお味は……
<来場者>
「おいしい」「飲みやすい感じでおコメが甘くて」
名前の「90」は県内89の酒蔵に県醸造試験場の1を加えた数字……
一丸となって県内の清酒を盛り上げたい思いが込められています。
この日は県醸造試験場の青木さんも会場を訪れていました。
<県醸造試験場 青木 俊夫場長>
「新潟のお酒が万博で評価されるのは楽しみです」
<愛媛からの来場者>
「おいしかったですよ。普段あまり日本酒を飲まないのでちょっと挑戦で」
<県醸造試験場青木 俊夫場長>
「日本酒専用のおコメなんですけどおコメを作る技術もるのでいいコメでできるお酒はおいしいのかなと思います」
青木さんは新潟の酒造りの歴史や「90」ができるまでのストーリーを紹介。酒造りの新潟をアピールしました。
世界から新潟に呼び込むために。
新潟の文化を発信していたのは古町芸妓。華麗な舞を披露します。
<来場者>
「初めて見かけたんですけどつい写真撮っちゃいました。うれしい」
「海外の方がゲストとして来られるときにちょっと京都が混みすぎていて。ヨーロッパの方は特に喜ばれるのでぜひ新潟の宿を調べます」
新たな魅力を知ってもらうことで「新潟に行ってみたい」と思ってもらいたい……。
その思いで各市町村や企業が一丸となってこの日まで、準備を重ねてきました。
<県 観光企画課 高木 剛さん>
「(来場者は)初めて知る情報もあったようなのでいい機会になったと思います。今日見てほっとしている(努力が)実っているんじゃないかなと思う」
これまで新潟が育んできた食や芸能の文化を未来につなぐために……。世界の英知が集う一大イベントで新たなファンの心をつかんでいました。


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