新潟市は26日、市のマイナポイント支援窓口で、誤って別の人にマイナポイントを付与していた事案が2件あったと発表しました。

市によりますと、去年12月に西区役所で1件、ことし3月には東区役所で1件の合わせて2件です。

それぞれ支援窓口でマイナポイントの申し込みを支援する際に誤って別の人にポイントが付与されました。

いずれもポイントが付与されなかった人から指摘があり誤付与が確認されたということです。

誤付与の原因は、スマートフォンの操作が難しいなどの理由で市民のマイナポイントの手続きをサポートするために設置されている端末で、先に手続きした人が、手続きに必要な情報を持ち合わせていないなどで手続きを中断しログアウトせずに離れ、次の人が手続きを行ったことによるとしています。

手続きの支援は市の委託事業者が行っていますが、本来、端末でログアウトしたことを確認してから次の人を案内するところ、確認せずに次の人の手続きを進めたとみられます。

市は、ポイントを受け取れなかった人に対して謝罪し、事業者から本来受け取ることができた金額分のそれぞれ2万円分と1万5千円分を商品券で補てんしたということです。

市は再発防止のため、支援窓口で対策がとられている専用サイトを必ず利用することを徹底するとともに、国のマニュアルに沿った支援を委託事業者や区に対して改めて周知したということです。