中林美和さん



ミュージシャン、デザイナー、作家、俳優、職人など、異なるフィールドを舞台に活躍する“ふたり”が語らうTOKYO FMの番組「三井ホーム presents キュレーターズ〜マイスタイル×ユアスタイル〜」。4月9日(金)放送ゲストは中林美和さん(モデル、会社経営者)×LiLyさん(作家)。ここでは、ママモデルの葛藤について語りました。

(左から)中林美和さん、LiLyさん



中林さんは、16歳から女性ファッション誌「CanCam」の専属モデルとして活躍。その後は、ママモデルの先駆者的存在となり、多くの女性ファッション誌やビューティー誌に登場。近年はアロマテラピーアドバイザーの資格を取得し、オーガニックスパブランド「MAROA (マロア)」を立ち上げ、代表兼プロデューサーとしても活動しています。

一方、LiLyさんは女性ファッション誌「VERY」「オトナミューズ」などでエッセイや小説を連載中。結婚、恋愛、仕事など赤裸々に本音をつづる文章が女性の共感を呼び、“女性の心の代弁者”とも言われています。

◆ママモデルの葛藤

今から10年前、中林さんが結婚・出産を経てメインモデルとして復帰したのが、ママになってさらに素敵に輝いている女性に向けたファッション誌「SAKURA」。ちょうど社会的にも、それまでのママのイメージが大きく変化していた時期でした。

LiLy:そのときに美和ちんは、小学生の子どものママで、「SAKURA」の表紙も飾っていて、元祖ママモデルの先駆けを作った人。

中林:当時、ママをしているモデルがいなかったの。だから面白いかなって思って。

LiLy:本当に希望になっていたよ。今のように、ママ=ステータスみたいになるのも違うけど、10年前は“お母さんになるとイケてるモデルではない”とか、“女ではない”とか、現役から外れるみたいなマイナスのイメージがあったの。それをくつがえした存在だと思う。憧れができたことがうれしかった。

中林:うれしい! でも私は逆で、“キラキラしている”“幸せそう”“子育てが楽しいママでいないといけない”……って。でも実際の育児はすごく大変だし、難しいので本当にギャップとの葛藤でもあった。

LiLy:ジレンマだよね。

中林:一番覚えているのは、東日本大震災のあとにドレスを着て、子どものモデルとの撮影があったの。でも、そういう気分ではまったくなくて、そのときに考えちゃって……。実際のママである自分の気持ちと、ママモデルとして求められている私との間で、すごく葛藤していた。

LiLy:私は自分の実体験をオブラートに包まずに書くことをモットーにしていたから、母になることは、モデルにとっても作家にとっても引き出しが増えるという意味でもあるんだけど、また違う葛藤があったり、綺麗事だけではないしね。

中林:そうなの。子育てには、綺麗な事なんてないに等しいかもね。

▶▶番組Webサイトでは、放送内容をPodcastで聴くことができます。ぜひお聴きください!

次回5月21日(金)放送のゲストは、向井太一さん(シンガーソングライター)と小泉智貴さん(ファッションブランド「tomo koizumi」デザイナー)です。どうぞお楽しみに!

<番組概要>
番組名:三井ホーム presents キュレーターズ〜マイスタイル×ユアスタイル〜
放送日時:毎週金曜 17:00〜17:25
ナビゲーター:田中麗奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/curators/