青木源太と足立梨花がパーソナリティをつとめ、暮らしに役立つ情報や気になるトピックを深掘りしていくTOKYO FMの番組「青木源太・足立梨花 Sunday Collection」。7月25日(日)の放送では、乃木坂46・山崎怜奈がコメント出演。ゲストに警察庁長官官房参事官・中村彰宏さんを招いて「家族の絆で勝つ! ストップ!『オレオレ詐欺』」をテーマに話を伺いました。


青木源太、中村彰宏さん、足立梨花



◆2020年の特殊詐欺の被害総額…約285億円
「オレオレ詐欺」をはじめ、電話をかけるなどして相手を信頼させて、不特定多数の人から現金をだまし取る詐欺のことを「特殊詐欺」と言います。

2020年における特殊詐欺の被害額は、およそ285億円。1日当たりに換算すると約7,800万円。1件当たり平均220万円もの大金が犯人にだまし取られています。これは、あくまで警察が認知している件数。実際の被害件数・被害額は、もっと多い可能性があるのが現状です。

最近の手口は、「現金を直接狙うのではなく、キャッシュカードを狙う手口が目立っている」と中村さん。例えば、警察官や銀行関係者などになりすまして電話をかけ、「キャッシュカードが不正に利用されている」などと嘘の説明をして、キャッシュカードを盗み取ったり、だまし取ったりするものです。

犯人は「手続きに暗証番号が必要」と言って暗証番号を聞き出したり、警察官などに扮して家にやってきて、被害者に封筒を渡して暗証番号を紙に書いてキャッシュカードと一緒に入れるよう指示をすることも。被害者の目を盗んで適当なカードが入った別の封筒とすり替え、その封筒を大事に保管するよう言い残し、本物の封筒を持ち帰るといった手口も発生しています。

中村さんは、昨年、このようなキャッシュカードを狙った手口が特殊詐欺被害件数の約半数を占めていると言い、「今年に入って還付金詐欺やオレオレ詐欺も多くなっている」と警鐘を鳴らします。

還付金詐欺は、医療費や保険料の過払い金、または年金の未払い金など「ATMでお金が受け取れますよ」という犯人からの電話を信じ、電話で犯人の指示を受けながらATMを操作すると、犯人側の口座にお金が振り込まれてしまうという手口です。

電話をかけてくる犯人は、自治体や税務署、年金事務所の職員など、もっともらしい職業を名乗るそうですが、「ATMでお金が返ってくることは絶対にありませんので、電話の相手から公的機関の名前が出ても信用してはいけません!」と声を大にします。

また、子どもや孫などになりすまして電話をかけ、事件や事故の示談金が必要などと嘘をついてお金をだまし取る「オレオレ詐欺」。最近では「電話を2、3度かけ、段階を踏んで信じ込ませる手の込んだものが目立っている」と中村さん。

声が違うことを不自然に思われないように、1度目の電話で「風邪を引いて喉の調子が悪い」と伝え、さらに「携帯を失くした」と言って電話番号が変わったと信じ込ませたり、確認の電話をかけてこられても対応できるようにしたり、手口が巧妙化しています。

オレオレ詐欺の被害に遭わないためにも、「電話の相手から『還付金』『キャッシュカード』『暗証番号』『急にお金が必要』といった言葉が出たら、すぐに電話を切って家族や警察に相談してください」と注意喚起します。

◆山崎怜奈「“家族の絆”で特殊詐欺を撃退しましょう!」
特殊詐欺の被害に遭わないために、中村さんが最も有効な防止対策として挙げたのは「犯人からの電話に出ないこと」。かかってきた電話に安易に出てしまうのではなく「留守番電話機能を活用したり、防犯機能付き電話機の導入を検討したりしていただければ」と注意を促します。

犯人は声を録音されることを嫌うため、留守電に切り替わると電話を切ります。本当に用事がある相手であれば、メッセージを残してくれるはずです。こちらからかけ直せば良いので、電話は常に留守番設定にしておくことをお勧めします。

また、中村さんは「防犯機能付き電話機」導入の提案も。「この通話は防犯のために録音されます」などのメッセージが相手側に流れる機能が付いていて、1〜2万円前後で販売されています。「特殊詐欺被害を避けるための有益な初期投資だと思って、導入を検討してみるのも良いかもしれません」と話していました。

* 

また、この日の放送では、乃木坂46・山崎怜奈さんがコメント出演しました。


乃木坂46・山崎怜奈さん



山崎さんは、警察庁の“「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜」プロジェクトチーム(略称:SOS47)”のメンバー。特別防犯支援官として2018年から活動しています。

<山崎さんからのコメント>
私の祖母も防犯機能付き電話機を使用しているのですが、孫としては安心感しかないです。例えば、誰だかわからない電話番号から着信があったときに、ユーザー側に聞こえないところで“警戒メッセージ”を自動で流してくれます。

また、録音機能が備わっているので、家族があとでチェックできるので、祖母も家族も安心して使用できるツールではないかなと思います。

こういう機能があるからこそ、孫の私も電話しやすくなりました。祖母側は、“孫からの電話だ!”と気づいて、すぐに電話を取ることができるので、双方にとってメリットがたくさんあるので、防犯機能付き電話は導入したほうが安心かなと思います。

また、私は家族で“合言葉”を決めています。日本は災害が多いので、いつ、どういった形で連絡を取ることになるかわかりません。そういうときのためにも、家族の合言葉があったほうが安心できるのではないかなと思います。

(長引くコロナの影響により)遠く離れて暮らす家族、親戚と直接顔を合わせてコミュニケーションを取ることが難しい世の中です。家族の合言葉を決めることで、家族の絆がグッと深まるかもしれません。みなさんも、“家族の絆”で特殊詐欺を撃退しましょう!

* 

さまざまな対策を紹介してきましたが、特殊詐欺の被害はまだまだ深刻な状況です。最後に中村さんは、「高齢者だけに任せるのではなく、若い世代の方々が具体的に行動に移して、大切な家族を守ってください!」と呼びかけました。

防犯機能付き電話機を初めて知ったと言うパーソナリティの足立は、「祖父や祖母のことが気になったので、ぜひ防犯機能付き電話機をプレゼントしたい」と話します。一方、青木が印象に残ったことは、年間約285億円にものぼる2020年の特殊詐欺被害額。「ずっと言われていることですが、2020年もこれだけ被害があったということにあらためて驚きました」と感想を語りました。


青木源太、足立梨花



----------------------------------------------------
▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2021年8月2日(月) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:青木源太・足立梨花 Sunday Collection
放送日時:毎週日曜 7:30〜7:55
パーソナリティ:青木源太、足立梨花
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/collection/