年々、多様化している音楽の聴き方。少し前までは「CDを買って聴く」というのが当たり前でしたが、近年は「サブスクリプション」、定額制でPCやスマホから聴くという人が増えています。最近では今までサブスクで聴くことは出来なかった嵐、サザン、ミスチル、星野源など大物勢が続々と解禁。一方でいまだにCDやレコードにこだわる人もいます。TOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」1月30日(木)の生放送では、パーソナリティをつとめるたかみなと、木曜パートナーで文筆家の古谷経衡さんが「サブスクの魅力」に寄せられたメッセージについて答えてくれました。

※写真はイメージです



とにかく便利! 幅が広がる! サブスク支持派

「何といってもいつでもどこでもスマホですぐに好きな音楽が聴けることじゃないでしょうか。CDだと入れ替えたりとかインストールしたりとかが面倒だし、なら聴かなくてもいいやってなっちゃう。あと誰かに、このアーティストいいよって勧められたら、帰りにすぐ聴ける! ダウンロードしておけばオフラインでも聴けるし。超便利!」(20代・女性)

やはりサブスクで音楽を聴くことの一番のメリットは「気軽で便利」、これではないでしょうか。「このバンドいいよ」「じゃあ今聴いてみる」ということができるのはサブスクならではです。

「サブスクで音楽が聴けるようになって聴く音楽の幅が広がりました!Apple MusicにしてもSpotifyにしても、自分が聴いている曲のジャンルを分析してオススメアーティストを提案してくれるので、自分好みの知らないアーティストをそこで知ることができるんです。普段忙しくてなかなか音楽を詳しく掘ることができないので、自動的に幅が広がって助かっています」(30代・男性)

「確かにこれがサブスクの魅力ですよね」とたかみな。古谷さんの「アーティストとしてたかみなさんはどう思いますか?」という質問には「聴く側としてはまさに音楽の幅が広がっていいなと思っていますが、リリースする側としては複雑な気持ちもありますね、盤で持ってほしいという」と答えていました。十数年前まではCD屋さんに行って試聴し、選びに選んで買っていたCDですが、今は選ぶ必要はありません。次から次へと音楽をホッピングしていけるので、出会う音楽の数はグッと広がります。本来だったら食わず嫌いしていたアーティストも、気軽に聴いてみたらハマった、なんてことも。

「どう考えても安いです! 月額1000円くらいでたくさんの音楽が聴き放題。学生なのでCDを買うのは結構ハードルが高くて。でもサブスクのおかげで悩まずに好きな音楽が聴けます。無料だと罪悪感あるけど、お金はちゃんと払っているので堂々と聴けるのもいいですね」(20代・男性)

「どんな曲もすぐに聴けて、この金額は安い」というのもサブスクのメリット。確かに学生さんなどはCDを1枚買うのもお金がなくて考えてしまうという人もたくさんいるはず。そしてサブスクリプションが浸透することにより、以前からあった「違法ダウンロードの横行」をある程度止めることができているということも大きいかもしれません。こんな意見も。

「2000年頃から音楽業界にダメージを与えてきた、『違法ダウンロード問題』を解決に導きつつあるというのがサブスクの大きな役割だったのではないでしょうか。インターネットが普及して、違法ダウンロードによりCDが売れないという悪循環で収益はガタッと下がっていましたけど、SpotifyやApple Musicの登場で、最近アメリカでは音楽業界が好調だとか。いいことですよ」(40代・男性)

Apple Musicが登場したとき、当時CEOだったスティーブ・ジョブズは「誰だって、万引きをした音楽を聴くのは心地良くないはずだ」と語っていたそう。落ち込み気味だった音楽業界を上昇させたというのは、音楽のサブスク配信の大きな功績かもしれません。

サブスクは味気ない? 「CD」「レコード」派

さて、サブスクが浸透した世の中でも、もちろん「CD派」「レコード派」はいます。

「決まったアーティストしか聴かないのでサブスクは高く感じます。年間1万円以上はかかるので……。それに大好きなアーティストの作品はやっぱりモノとして置いておきたいです。ジャケットとか歌詞カードとかをじっくり見ながら聴きたいし」(30代・女性)

多方面にわたって音楽を聴くのではなく、自分の好きなアーティストしか聴かないという人にとっては、サブスクはあまりメリットを感じないかもしれません。また、アーティスト自身がこだわって作ったジャケットや歌詞カードを手元に置いておきたい、というのもわかります。

「アルバムではほとんどのアーティストが曲順も考えて作っているはず。サブスクでも曲順通りに聴くことはできますが、曲を単発で聴く人の方が多いのでは?ストーリーを感じることができないので僕はCD派です。あと、ミュージシャンの還元率もサブスクではやはり低いのでは。応援したいならCDを買うべきですよ」(40代・男性)

サブスクを解禁しないアーティストの意向にはこうしたものも含まれているのかもしれません。1曲1曲だけが作品なわけではなく、アルバムはジャケット、歌詞カード、そして曲順などがすべて合わさって1つの作品、と考える人も多いようです。たかみなも「サブスクを通してファンの方が増えることもあるけれど、CDに込めた思いを考えるとそれを受け取ってほしいという気持ちはありますね」とコメントしていました。

そしてこんな意見も。

「単純に自分の好きなアーティストがサブスク解禁していないのでやっていません。米津玄師さん、aikoさん、山下達郎さんも解禁してないですよね。今後解禁されるようなことがあれば考えるかも!」(30代・女性)

他にも、竹内まりや(Apple MusicでRCA時代の作品のみ配信)、中島みゆき、久保田利伸、西野カナ、B'z、ザ・クロマニヨンズ、ザ・ブルーハーツなどなど、サブスク解禁されていないアーティストはたくさん。ですが、昨年多くの大御所アーティストが解禁されたのを見ると、今後、もしかしたらもしかするかも?

もちろんサブスクで最新の音楽をチェックしつつ、好きなアーティストや手元に置いておきたい作品はCDで買う、という「両方活用派」もいるはず。どちらにしても色々な方法で音楽をより身近に感じられるという意味で、良い世の中になったのかもしれませんね。

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【番組概要】
番組名:高橋みなみの「これから、何する?」
放送日時:毎週月〜木曜 13:00〜14:55
パーソナリティ:高橋みなみ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/korenani
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