アーティストの坂本美雨がお届けするTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」。7月19日(月)の放送は、芸人・漫画家の矢部太郎さんがゲストに登場。最新作「ぼくのお父さん」(新潮社)を6月に発売した矢部さんが、坂本との意外な縁について語りました。


(左から)坂本美雨、矢部太郎さん


◆矢部太郎と坂本美雨…意外な縁とは?

坂本:実は私たち、間接的につながっているところがあるんです。「大家さんと僕」がアニメ化されたとき、うちの母(矢野顕子さん)が主題歌を歌わせていただいて。

矢部:そうなんです。ありがとうございました。

坂本:どういった経緯だったんですか?

矢部:「主題歌はどうしましょう?」ってなったときに、僕が「矢野顕子さんに歌っていただきたいんですけど、無理ですよね?」みたいなことを会議で言ったんです。そうしたら、高畑勲さんの展覧会に行って(展示物を見た)プロデューサーの方から、高畑さんが矢野さんにお手紙を書いて曲をお願いした経緯があったことを教えてくださって。それで矢野さんに手紙を書いてお送りしたら快諾いただきました。

坂本:そうですか。矢野顕子を聴いてくださっていたんですね。

矢部:はい。矢野さんの楽曲には“おうちの歌”もたくさんあるので、そういう感じがとてもいいなと思っていて。やさしくて、大家さんにも通じるようなイメージもあって、ここぞとばかりにお願いさせてもらいました。

坂本:ありがとうございます。

矢部:きっと(「大家さんと僕」を)読んで、歌詞を考えてくださったんだろうなっていうのがとても伝わってきました。聴くと泣きそうになっちゃうので、あまり聴かないようにしているんです……(笑)。涙腺が刺激されてしまう曲です。こんなことは、なかなかないです。

坂本:そうなんですね、伝えておきますね(笑)。ちなみに、次回作のアイデアはありますか?

矢部:いろいろあるのですが、最近「星の王子さま」(ポプラ社)の挿絵を描いたんです。テレビで「(「星の王子さま」が)大好きです」って話をしたら、それを観ていた方がオファーしてくださって。それで、どういう絵を描こうか考えていたときに、美雨さんが出られていた舞台「星の王子さま」を観に行ったんです。

坂本:本当ですか? ありがとうございます。

矢部:素晴らしかったです。ああいうふうに解釈して、こういうふうにしてもいいんだな……と思って。(「星の王子さま」は)名作だし、作者(のサン=テグジュペリさん)本人が挿絵を描いているので、どうしたらいいのか悩んでいたときに舞台を観て、いろいろなイメージや勇気をいただきました。

坂本:そうでしたか……確かにメッセージが強いので、原作から飛び抜けることは意外と難しい物語だと思いますが、(矢部さんの「星の王子さま」は)とてもやわらかい、少年のような妖精の挿絵でしたね。

矢部:ありがとうございます。舞台を観て、自分が読んだときに思ったことを描いたらいいのかなって思えたんです。

坂本:知らない間に響き合えていたと思うとうれしいです。

矢部:僕もお会いできて、感想を伝えられてすごくうれしいです。

<番組概要>
番組名:坂本美雨のディアフレンズ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週月〜木曜11:00〜11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/dear/