手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「防災FRONT LINE」。11月27日(土)の放送では、「災害時のシェアサイクル」についてお届けしました。


※写真はイメージです



もし平日夜の帰宅時間帯に地震が起きて、公共交通機関がストップしてしまったら、あなたはどうしますか? 移動せずに、会社などに留まるのが第一選択肢ですが、10月7日(木)夜に首都圏で最大震度5強を観測した地震があった際、SNSなどで発信されて注目を集めたのが“シェアサイクル”です。サービスエリア内であれば、どのサイクルポートでも自転車を借りたり、返したりすることができます。

都市防災に詳しい東京大学大学院 工学系研究科都市工学専攻の廣井悠教授は、平日夜の帰宅時間帯で、大きな被害や混乱が発生していない場合のシェアサイクルの利用について、「先日の地震のような、無理をして帰ろうとする人がそこまで多くない状況下であれば、シェアサイクルも助けになると思います」と話します。

ドコモ・バイクシェアでは、都内12区に960ヵ所のサイクルポートがあり、9,400台の自転車を提供しています。ドコモ・バイクシェア経営企画担当課長の大橋純子さんは、10月7日(木)の地震の際、都心のポートで自転車が0台になり、翌日の朝も交通機関の乱れが続いていたことから、「住宅エリアから都心部に通勤で向かう人の移動手段として、多くの方が利用した」と話します。

その一方で、「災害の状況によっては、道路が浸水していたり、地割れが起こって(地面に)隙間ができたりして、移動に危険が伴う場合がございます。さまざまな選択肢のなかの1つとしてお考えいただき、安全にご利用できるかをご確認いただいたうえで、ご利用をご検討いただければありがたいです」と大橋さん。安全第一で災害の状況を見つつ、あくまで移動手段の1つとして考えてほしいということです。

また、このシェアサイクルは、自治体の初動や災害復旧の際にも役立てられています。ドコモ・バイクシェアでは、品川区と災害時の連携協定を結んでおり、災害が発生したときに、区内におよそ30ヵ所あるサイクルポートの自転車を区の職員限定に開放しているのだそう。

大橋さんは、「電柱が倒れ、道路が寸断されていて、自動車では行けないけれど、迂回すれば自転車で行けるような場所に向かう場合や、(災害時は)連絡手段も途絶えがちですので、自転車で移動していただいて、連絡を伝える際の手段として使っていただけるように、連携させていただいています」と話します。

なお、品川区以外にも、文京区、金沢市、大分県、大阪市北区、東住吉区とも災害時の連携協定を結んでいるとのことです。今後は、「さらにサイクルポートを広げるとともに、自治体との連携を強めていきたい」と語っていました。

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聴取期限 2021年12月5日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:防災FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25〜8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/bousai/