モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの朝のニュース番組「ONE MORNING」。「朝の耳活」のコーナーでは、朝の忙しい時間や車での移動中、家事の最中……などの“すきま時間”に音で聴ける、お手軽な読書習慣を提案。毎月、仕事や生活に役立つ「オーディオブック」をピックアップし、著者の方々にお話を伺います。

9月は、心理学者の内藤誼人(ないとう・よしひと)さんがゲストに登場。内藤さんの著書「『話し方』で人を動かす『超』心理術」を4週にわたって紹介し、お話を伺いました。

(左から)ユージ、内藤誼人さん、吉田明世



◆「話し下手」は練習すれば改善する

内藤さんは慶応義塾大学社会学研究科博士課程修了後、現在は立正大学心理学部客員教授として教壇に立ちながら、メディアではビジネス心理学の知見をベースに、日常生活への実践的な応用アドバイスを発信。著書は250冊を超えています。

今回紹介した著書「『話し方』で人を動かす『超』心理術」は、“話し下手”に悩む人に向けて書かれたトークテクニックの“指南書”です。

「自分の言いたいことを伝えられない」「話し方に自信がない」……という悩みを抱える人は少なくありませんが、本書によると「生まれつき『話す才能がゼロ』という人はいない」とのこと。

内藤さんは「ピアノの演奏や車の運転のように、“スキル”と呼ばれるものは、練習すればするほどうまくなっていくものなんです」と話し、「話し方もそれと同じです」と断言。ただ、何か気の利いたセリフを覚えれば、たちまち会話がうまくなるわけではないとも話し、「人の印象は(何を話すかよりも)声量や表情などを合計したもので決まります」と明かしました。

◆まずは自分の“顔立ち”を分析しよう!

本書によると話し方を上達させるためには、まず「顔立ちに合った話し方を磨く必要がある」とのこと。例えば、童顔の人は愛嬌のある話し方を、大人びた顔の人は落ち着いて威厳のある話し方を身に着けたほうがいいとのことですが、内藤さんは「一方で話し方は顔立ちによって向き不向きがあるんです」とも。

これにユージが「例えば、ピアスをたくさんつけて奇抜な髪形をした“一見怖そうな人”が、物腰の柔らかい話し方をすると、印象がアップするということもありますよね?」と質問すると、内藤さんは「ギャップがいい影響を与えることもある」と認めつつも、「初心者には(見た目と真逆の印象を与える話し方は)向かないんです」と回答。まずは自身の顔がどのような印象なのかを客観的に分析し、イメージに合う話し方を身に着けることをおすすめしました。

◆「相手と同じ話し方」で印象アップ!

また、本書ではイギリスでおこなわれた「『標準語で話す人』と『バーミンガム訛りのある人』のテープを5分聞いて印象を判断してもらう」実験について触れるパートも。

ここでは「訛りがある人のほうが悪い評価を受けた」というデータを紹介していますが、これは「訛りがあることで『この人は自分とは別世界の人間だ』という印象を与えて、心理的な距離が生まれたから」と解説。

職場のコミュニケーションで使えるテクニックとして、内藤さんは「相手と同じ話し方をする」ことを提案。「人間は自分と同じ話し方をする人に、親しみや共感を覚えやすい」と語り、「早口な人に対してゆっくり答えていると、相手に『この人とは会話のテンポが合わないな』と感じさせてしまう。そういう人にはポンポンと応対すれば、『気が合うな』と思ってもらえるんです」と語ります。

一方で、ゆっくりとした話し方の人には、落ち着いて対応するのが効果的とも話す内藤さん。これは心理学用語で「シンクロニー」と呼ばれ、話し方や表情、動作などを相手に似せることで心理的な距離を縮めるテクニックの1つ。吉田も「私たちのような仕事の人にも参考になるお話ですね!」とコメントしました。

放送の様子は、TOKYO FMの音声サービス「AuDee(オーディー)」でも聴くことができます。

今回紹介した内藤さんの著書「『話し方』で人を動かす『超』心理術」は、「audiobook.jp」で聴くことができます。一緒に「朝の耳活」をしてみませんか?

<番組概要>
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月曜〜金曜6:00〜9:00
放送局:TOKYO FM/JFN全国38局ネット(※一部東京ローカルあり)
出演者:ユージ、吉田明世
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/one
番組Twitter:@ONEMORNING_1
番組特設サイト:https://www.tfm.co.jp/mimikatsu/