
(左から)KISHOW、e-ZUKA
【KISHOWが“BEAST”を感じる1曲:「DEEP KISS」(B'z)】
「野獣のなかでも“寅=虎”にこだわりたかったんだけど、あまり(テーマにあった曲が)なかったんで……」と言うKISHOWが注目したのは、ボーカリストの咆哮(ほうこう)でした。
KISHOW:ふと思いついたのは、僕の好きなボーカリストの方が、90年代後半〜2000年代始めぐらいまで、よく“獣のような唸り声”をシャウトとかと一緒にわざとやっていたなと。まず「ギリギリchop」でやっていらっしゃったなと思ったんですけど。
e-ZUKA:うん。
KISHOW:でも、(今回は)それじゃない曲を選びまして。B'zさん……あっ、もう言っちゃいましたね(笑)。
e-ZUKA:(笑)。
KISHOW:僕って、まだ(このコーナーで)B'zさんを選曲していなかったので“いずれ選ばなきゃな”って思っていたんですけど……いまだに(僕のなかで)アルバム人気ランキングの1位か2位にランクインするんじゃないかという『SURVIVE』という名盤がありまして、その1曲目です。
この曲はシャウトも素晴らしくて、ミックスボイス(※地声と裏声を混ぜたような中間の声)だと思うんだけど、高いシャウトがとてもカッコいいので、そこも聴いていただきたいです。ただ、この曲で「(獣が吠えるような声で)ワウーワウワウ!」っていう、今回のテーマに該当する“野獣”の部分はアウトロにあるので(笑)。
e-ZUKA:なるほど(笑)。
KISHOW:しっかり最後まで聴いていただきたいなと思います(笑)。
――ここで、「DEEP KISS」(B'z)をオンエア。
e-ZUKA:なるほど(笑)。
KISHOW:3分40秒のところでしたね(笑)。
e-ZUKA:めっちゃ(声が)高いんですね。あまり聴いたことがなかった。
KISHOW:うち(GRANRODEOの楽曲)でいうと「Scorn」です(笑)。
e-ZUKA:なるほど(笑)! そうですね。
また、「DEEP KISS」については、GRANRODEOファンがSNSでこんな声を挙げていたそうです。
e-ZUKA:なんか“KISHOWさんに「DEEP KISS」をカバーしてほしい!”みたいなのをネットで見たことがあるんですよね。
KISHOW:あぁ〜。
e-ZUKA:でも俺、(タイトルの)字面だけ見て“たぶんバラードかな?”って思っていたんですけど(笑)。
KISHOW:ハハハ(笑)! この曲はもう自由自在にガツガツ暴れていますね。
e-ZUKA:曲も面白いですよね。
【e-ZUKAが“BEAST”を感じる1曲:「Kiss of Death」(Dokken)】
e-ZUKAが“BEAST”でまず思い浮かんだのは、名ギタリスト、ジョン・サイクスも所属していたバンド、タイガース・オブ・パンタン。ほかにも、ワイルドなふるまいと豪快なギタープレイで“野獣”という異名がついたテッド・ニュージェントや日本のハードロックバンド“野獣(のけもの)”など、いろいろ候補はあったようですが、今回選んだ楽曲は?
e-ZUKA:アルバム名に“BEAST”って(言葉が入っているのが)あったなと。それが『Beast from the East』(ドッケン)です。
KISHOW:いいね。(ドッケンは)声がいいんだよなぁ〜。
e-ZUKA:これは、1988年4月にあった日本公演を録音したライブアルバムなんですね。
KISHOW:あっ! 俺もそのアルバムを持ってたかもしれない!
e-ZUKA:“ビッグ・イン・ジャパン(※日本でしか売れていない洋楽ミュージシャンを指す言葉)”っていうの? ドッケンなんかは、日本での人気がすごかったですからね。あと、このライブ盤の前に出た4枚目のアルバム『Back for the Attack』がすごく好きでね。ドッケンのなかで最も売り上げたらしいんですけど、これを毎日のように聴いていました。
KISHOW:おお。
e-ZUKA:その当時はウォークマンですよ。当時は東中野に住んでいまして、『Back for the Attack』をカセットに録音して、ウォークマンで聴きながら東中野から練馬区の中村橋にある友人の家まで遊びに行ってた(笑)。アルバムの1曲目「Kiss of Death」がすごく好きで、本日のテーマが“BEAST”なので、『Beast from the East』に入ってるライブバージョンの「Kiss of Death」を聴いて欲しいDEATH(笑)!
――ここで、「Kiss of Death」(ドッケン)をオンエア。
e-ZUKA:すごいDEATH(笑)。
KISHOW:やっぱり声が出てるなぁー!
e-ZUKA:さっきの(B'zの)稲葉さんよりも(キーは)低いんだけど、高く聴こえるよね。
KISHOW:そう、聴こえるんだよね! 素晴らしい王道シャウトですね〜。
e-ZUKA:本当にカッコいいですよね。
KISHOW:古き良き80年代後半の……“あー、88年!”って感じがすごくするね(笑)。
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聴取期限 2022年1月12日(水)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:GRANRODEOのまだまだハートに火をつけて
パーソナリティ:GRANRODEO(KISHOW、e-ZUKA)
放送日時:火曜21:00〜21:30
番組Webサイト:http://mv-sp.gsj.bz/view.page/menu/program/gr/mada2/top