禁酒法の時代に、こっそり営業していたBAR「SPEAKEASY」。2020年の東京の街にも、そんなひそかなBARがありました。月曜から木曜の深夜1時にオープンする"ラジオの中のBAR"「TOKYO SPEAKEASY」。各界の大物ゲストが訪れ、ここでしか話せないトークを展開するとか、しないとか……。

TOKYO FMの番組「TOKYO SPEAKEASY」5月25日(月)のお客様は、お笑いコンビ・ノンスタイルの井上裕介さんと映画「カメラを止めるな!」監督の上田慎一郎さん。SNS上でのやりとりだけで、実は初対面だというお2人が「お笑い」「映画」を中心に熱いトークを繰り広げました。


(左から)井上裕介さん、上田慎一郎さん


◆友だちのお父様の映画コレクションを借りて…
上田:本当に生まれがド田舎で、1番近くの映画館も電車で1時間くらいかかるんですよ。で、友だちのお父さんが、本棚いっぱいにビデオテープを持っていて。黒マジックでタイトルだけ書いてあるんですよ。それを借りて観て……を繰り返して映画が好きになっていったんですけど。

井上:俺は子どもの頃の映画って、「男はつらいよ」しか観たことないですもん。親父がそればっかり観ていたから。

上田:それには影響されているんですか? 何か。

井上:「男はつらいよ」ばっかり観ていたから、女好きに育ったかもしれんけど(笑)。ガキの頃の僕らのビデオって、エロビデオでしょ? 上田さんのお友だちのお父様のコレクションだって、絶対にエロビデオが隠れているでしょ?

上田:これ言ってもいいのかなあ。その本棚の上に、南京錠がついたピンク色の小箱が別にあったんですよ。

井上:それは絶対にそうでしょ(笑)。

上田:それで忍び込んで、取ったりしていましたね。

井上:でしょ? うちもそうですもん。親父が背表紙に書くじゃないですか。そこに「男はつらいよ」「男はつらいよ」って並んでいるんですけど、そのなかで1本「宝船」ってあったんですよ。何や? 「宝船」って。「絶対に面白いものが観られるで」って観たら、がっつりエロビデオでしたもん(笑)。

◆エロビデオへの執念はすごかった…
上田:エロビデオへの執念みたいなものは、すごかったですね。

井上:だって、僕ら30代後半、40代前半くらいまでが、エロの飛躍をすべて知っている世代ですよ。

上田:そうですよね。今は、ネットでみんな結構気軽に観られますけど、まだ僕らもエロ本が捨てられているところに探しに行ったりとか。

井上:やっていましたよね。ほんで、自販機でエロビデオが売っているところもあったでしょ?

上田:そうですね。しかも手に入れたやつを、みんなで読み回すじゃないですか。

井上:もう“シェア”は、あの時代から始まっていますから。

上田:そうです(笑)。だから1周して回って戻ってきたりするんです。すごかったですよね。あのときの執念は。

井上:そっちを撮りたい、というのはなかったんですか? 同じ「監督」じゃないですか。あっちもプロフェッショナルの集団じゃないですか、「エロ屋」という。

上田:それは考えたことがなかったですね(笑)。

井上:僕、そっちの方が先です、逆に言うと。思春期を過ぎて、ある程度自分のなかでいろいろなものがわかってきたときに「エロのやつを撮ってこれを仕事にすれば、ずっとこのすごい世界や」とは思いましたけどね。「こんな夢のような仕事はないやんけ」みたいな。

上田:それは俺にはなかったですね……なんでやろ。

井上:いや、いいです。なくて、別に(笑)。

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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00〜26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/