吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。8月15日(土)の放送では、「川原製粉所」代表の川原渉さんに「東京麦茶」についてお話を伺いました。


最高の香りと最高の甘みが自慢の「東京麦茶」



東京・練馬区で麦茶をつくり続けて80年の老舗「川原製粉所」。創業当時から変わらない「砂釜焙煎」という方法で、麦茶を製造する数少ないメーカーです。


麦茶をつくり続けて80年の老舗「川原製粉所」



ブランド名は「東京麦茶」。

“砂釜焙煎”によって、鼻に抜けていく香り高い麦茶に仕上げられています。

一般的によく使われる焙煎方法は、巨大なドライヤーで風を当てていく“熱風焙煎”ですが、「川原製粉所」がおこなっている砂釜焙煎は、煉瓦造りの石窯のなかに熱した砂を回転させます。

そのなかに六条大麦を入れ、遠赤外線効果で膨らませるという手間のかかる焙煎方法。この方法で焙煎することで、甘みや香りが引き出されます。ちょうど、石焼き芋や天津甘栗のような感じですね。


甘みや香りを引き出す“砂釜焙煎”



気温や湿度、麦の水分量にも気を遣い、手間をかけて職人さんが「これだ!」という香りに仕上げていく熟練の技。

「砂釜で焙煎すると色むらができるんですけど、濃い部分で麦茶の香りを出して、薄い部分で麦茶の甘みを引き出していくという感じですね。この焙煎の色をつくることが技術のいる作業で、いま、うちで焙煎しているのは、職人歴40年という職人が中心になっています」と川原さん。


職人による熟練の技



“東京で麦茶をつくっていることを知っている人ってどれぐらいいるんだろう……”、仲間内とのそんな話がきっかけで命名されたという「東京麦茶」。

その思いについて、川原さんはこう語ります。

「昔、おばあちゃんの家でセミの声を聞きながら飲んだあの味と言いますか、ひと息ついたりするときに、『東京麦茶』がみなさまのそばにいてくれたら、つくり手としてはとてもうれしいですよね」

目指すのは、最高の香りと最高の甘み。心を込めてつくられる「東京麦茶」で、暑い夏を乗り越えたいですね。

<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55〜14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/miraizukan/index.php