作家・村上春樹さんがディスクジョッキーをつとめるTOKYO FMの特別番組「村上RADIO」。2021年4月より、これまでの不定期放送から毎月最終日曜日放送のレギュラー番組にリニューアル。月1レギュラーの第1回となる4月25日(日)の放送は、「村上RADIO〜花咲くメドレー特集〜」と題して、新旧さまざまなアーティストが演奏する「3曲以上が連なるメドレー音源」を村上さんの解説付きでオンエア。
この記事では、ビーチ・ボーイズと、カレン・カーペンターとエラ・フィッツジェラルドのメドレーについてお話された概要を紹介します。


村上RADIO



◆The Beach Boys「Medley Part One:Up Tempo Side」

ビーチ・ボーイズは1981年に、過去のヒットソングを編集して、メドレーにしてヒットさせています。このシングル盤は8曲メドレーで、所要時間4分5秒なんですけど、今日おかけするのはそれより少し長く編集された、マキシ・シングルの6分47秒盤です。これ、なかなか耳にする機会はないんじゃないかと思います。全部で14曲入っていますけど、あまり有名ではないものも、なかに少し混じっているので、曲名を全部言い当てられる人は、かなりのビーチボーイズ・フリークだろうと思います。
     


ビーチ・ボーイズすごいですね、怒涛の14曲メドレーでした。

◆Carpenters「Karen/Ella Medley」

次はABCテレビの特別番組のために制作されたものですが、カレン・カーペンターとエラ・フィッツジェラルドのメドレーです。なにしろカーペンターズのカレンが、あのエラ・フィッツジェラルドと共演するというすごい組み合わせで、いったいどんなことになるのかと思わず息を呑んでしまうんですけど、聴いてみると、カレンはずいぶんがんばっています。

2人は実際に並んでデュエットをしたわけではなく、エラが先にスタジオで録画したものにカレンが声をかぶせたということらしいです。でもこうして聴くと、カレンとエラの声の質って、けっこう似てるんです。意外ですね。

メドレーはジャズのスタンダードが中心になっていますが、エラがエリントンの「Don't Get Around Much Any More」を歌う裏で、カレンが同じエリントンの「I Let a Song Out Go Out of My Heart」を歌うところなんか、なかなか聴かせます。

カレン・カーペンターは、このTVショーの3年後に拒食症で亡くなっています。ハンサムで才能豊かな兄貴にずっと劣等感を抱いていたみたいです。9年間苦しんだのちに、32歳の若さで世を去りました。気の毒です。

うん……カレン、がんばってましたね。   

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聴取期限:2021年5月3日(月・祝)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:村上RADIO〜花咲くメドレー特集〜
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:4月25日(日)19:00〜19:55(※放送日時が異なる局があります)
パーソナリティ:村上春樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/