手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「防災FRONT LINE」。3月20日(土・祝)の放送では、森ビル広報室の滝川みりさんに「都会の防災拠点としての対策」について伺いました。


※写真はイメージです



10年前の東日本大震災で、東京都内では多くの街で帰宅困難者があふれました。首都直下地震が発生した場合には、このときよりも多い最大490万人の帰宅困難者が発生すると言われています。地震が起きたときに混乱や危険を避けるため「無理に帰宅するのではなく、その場にとどまることも大切」と内閣府は呼びかけています。

そうしたなか、東日本大震災以降、帰宅困難者に対する対策を強化する企業が増えています。その企業の1つが六本木ヒルズなどを運営する森ビルです。建物の被災状況を即座に推測できるシステムを独自に開発するなど、都市防災力の向上を進めています。

森ビルでは、避難者を受け入れるために備蓄倉庫も備えているそうで、滝川さんは「大体、森ビル全体で約28万食の食料。そのうち六本木ヒルズでは、約10万食の食料を備えていて、避難時も安心して過ごせるようなアルミブランケットや医薬品なども備蓄しています。コロナの感染症対策のものでは、消毒液やマスク、避難者を受け入れるときに社員が着る防護服やフェイスガードも2020年夏から導入を開始しています」と説明します。

非常食は、1日あたり1人約1,600〜1,700Kcalの栄養が確保できる保存食が備えられています。また、災害による停電に備えて、都市ガスを利用した自家発電プラントが整備されており、およそ1万世帯分に当たる1日平均27万kWの電気供給が可能となっています。

帰宅困難者の受け入れ対策も、自治体と手を取り合って進めています。「当社では帰宅困難者の受け入れ体制において、区と“受け入れる”協定を締結していて、六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズなど、合わせて5施設全体で約1万人の帰宅困難者を受け入れる体制を整えています。東日本大震災のときも、港区から六本木ヒルズのほうに『帰宅困難者を200名受け入れてほしい』というお声がかかりました。そのときも、受け入れる意思表明をしました」

東日本大震災のときも、防災備蓄品から約1,500人分の飲み物と非常食などを配布したそうです。

災害はいつ襲ってくるかわかりません。森ビルは、“逃げ込める街”を目指して防災の取り組みを進めています。安全にとどまることができる場が都心の真ん中にあるのは、心の安心へとつながりますね。自分の住んでいる街だけでなく、よくおでかけする街の防災拠点のことも知っておきましょう。

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聴取期限 2021年3月28日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:防災FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25〜8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/bousai/