TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。3月11日(木)のお客様は、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんと歌手の関取花さん。ここでは、キャッチコピーに関する“苦悩”をお互いに語り合いました。

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(左から)関取花さん、向井慧さん



◆「言うか言わないかすっごい迷った」(向井)
向井:去年の年末ごろのフジテレビの特番で関取花さんが出られていて、俺は天の声みたいな、声だけで場を回したりするなかで……番組にいっぱい出てる人いたじゃないですか。

関取:いっぱいいましたね。

向井:その人たちの軽い自己紹介みたいなのが台本に書いてあって、1人ずつ僕が読み上げるんですけど、関取花さんのところに“ひがみソングの女王”って台本に書いてあって。

関取:そうでした。

向井:僕ねぇ、こういうのって……“どうなんかなぁ〜“っていつも思うんですよ。

関取:ハハハ(笑)。まぁそうですよね。

向井:この感覚は人にもよると思うんですけど、本人が言われて嬉しいのか嬉しくないのか、はたまた自分からつけることはないよなって思うし。

たとえば、パンサーも“出待ち率ナンバーワン芸人”みたいなキャッチコピーでテレビとかにも出させてもらって、もちろん、わかりやすさとかキャッチーさがあって、ありがたかった部分もあるのは絶対に間違いないです。ただやっぱり、“こういうことでやっていきたいわけじゃないのになぁ”って思いもあったから、あの(関取さんのキャッチコピーを読む)ときに、言うか言わないかすっごい迷ったんですよ。でももしかしたら、ご本人も“あったほうがわかりやすい”って思っていらっしゃる場合もあるから……。

関取:そうですね、人によりますよね。私の場合は、最初にバラエティ番組で、“ひがみソングの女王”って紹介していただいたんですけど、実はひがみソングが1曲しかなくて。それもたまたま、テレビを作っていらっしゃる方が、もともと私の曲を好きでいてくださって。その方が「(関取さんのことを)もっといろんな人に知ってほしいから、何かわかりやすい紹介の仕方はないだろうか」って。

向井:やっぱりそれは必要なんですよね。

関取:はい。でも事前に「嫌だったら言って」っておっしゃっていただいたんですよ。あと「もし、ほかにつけたいキャッチコピーがあったらそっちにするから」ともおっしゃってくださったんですけど、それも別にないし……(笑)。

向井:それはムズいよね。

関取:私はバラエティのことはもちろんわからないし、テレビのお仕事もそんなになかったし。だからやっぱりそこは餅は餅屋で、プロの方がつけてくださるものでいろんな人に聞いていただけるきっかけになるなら、と思って「もちろん良いです」って言いました。

向井:そういういきさつなんですね。

関取:そうなんですよ。だけど、(つけていただいたキャッチコピーは)その番組だけで使われるものだと思っていたので、意外とこう……センセーショナルだったんでしょうね、“ひがみソングの女王”って。あまりいないというか。

向井:引きがありますよね。

関取:だから、つけてくれた方がすごい目があったんだと思うんですよ。それでその後も、いろんな番組に呼んでいただいたりして。

向井:なるほどね。だから、もちろんいい面もあるし、そればっかりじゃないから。

関取:そうですね。ただ、伝言ゲームみたいになっていくじゃないですか? 最初につけてくれた方は本当に私のことを理解してくださっていて、そのうえでの“ひがみソングの女王”っていうのがあって。だけど、それがどんどん伝言ゲームになっていくと、“毒舌の人”みたいになって……。

向井:ニュアンスが変わっていっちゃうんですよね(笑)。

関取:それで、一時毎回のように“最近むかつく女は誰ですか?”“むかつく男は誰ですか?”って聞かれるようになって……いや、いないいない!

向井:ハハハ(笑)。

関取:それでも、やっぱり(答えを)絞り出さなきゃいけなくて。

向井:“求められているなら応えたい”っていう気持ちはありますもんね。

関取:そうなんです。ただ、ミュージシャンの友達は「別に音楽が本業なんだから、ないんだったら“いません”って言えばいいじゃない?」って言うんですけど、お仕事を受けているのに、そういうミュージシャン特権みたいな、ミュージシャンだから許されるみたいなのがあまり……。

向井:自分のなかでは良しとしてないところがあるってことですね。

関取:そうですね。だって、日頃会社勤めとかで働いていらっしゃる方は、そうやっていろんなことを飲み込みながら、糧にしてお仕事にしている。私たちの音楽を作る職業は、そういう方に聴いていただきたい曲を作っているのに、その方の気持ちを“わからない”っていうのは、なんかあんまり誠実じゃないというか“偉そうなことを言えないな”と思って。だから、社会経験として好きなことだけをやって生きていたくないって思って、ちょっと“うん?”と思うことがあってもやっていますね。

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来週の「TOKYO SPEAKEASY」のお客様は……

3月22日(月)戸田恵子さん×山寺宏一さん
3月23日(火)フジファブリック・山内総一郎さん×秦 基博さん
3月24日(水)土屋礼央さん×ふかわりょうさん
3月25日(木)寺岡呼人さん×木崎賢治さん(音楽プロデューサー)

がご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!

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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00〜26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/