市川美絵がパーソナリティをつとめるラジオ生放送番組「Seasoning〜season your life with music〜」。9月30日(木)放送の「若新雄純の『無責任相談所』」のコーナーでは、木曜レギュラーパートナーの若新雄純(慶應大学特任准教授などをつとめるプロデューサー)が、リスナーからの相談に答えました。


木曜レギュラーパートナーの若新雄純



若新がリスナーからのお悩みに答えるものの、その回答には一切責任を取らないという斬新(!?)なコーナー。この日紹介したのは、「我が子が普通学級の授業についていけるか不安を抱えている」という親から寄せられた相談です。



<リスナーからの相談>
来年度、小学校に入学する娘がいます。普通学級でみんなと同じように授業についていけるか不安があります。

若新さんは以前、この番組で「日本は足並みをそろえるのが良いとされていて、出っ張っていても引っ込んでいても良くないと捉えられる」とお話しされていたことがありましたよね?

うちの娘は、どちらかといえば引っ込んでいる部分があります。娘が入学する学校には、普通学級でありながら、困ったときにはサポートしてくれたり、授業中に見回りをしてくれたりする支援員をつけてほしいと申し込むこともできるようです。また、特別支援学級といって、国語や算数をみんなとは違う教室で丁寧に教えていただくことが可能な学級もあるようです。

体育や音楽、給食や休み時間は普通学級のお友達と交流することができるようで、「娘にとっては、どちらの学級に行かせることがプラスなのか……」とすごく悩んでいます。若新さんのご意見を聞かせていただけるとうれしいです。

◆“普通”でいるよりも“距離感”が重要…!?
この相談に若新は、「日本社会における“普通とはなにか”という、“普通をめぐる議論”がこれからすごく増えると思う」と話します。「多様性を尊重していきましょうとなると、ある意味、“普通”というものを解体していかなければならない。少数派や人と大きく違うものをそれぞれ認めるとなると、普通という枠にまとめられなくなるから」と理由を述べます。

“多様性”という言葉が社会で叫ばれるようになった昨今ですが、「“普通”は解体しましょうという考え方には、まだまだならないと思う」と見解を示します。そして、「これから子どもたちが学校のなかで、普通というものとどう付き合うかは、“普通という基準や枠が必要か不必要か”という議論よりも“普通というものとの距離感”が重要」と声を大にします。

学校という集団生活のなかで、「多様性を突き詰めていくとなると、延々と個別対応しなければならないので難しい。これからの時代も普通という基準は便利だし都合がいい。だけど、自分が普通になる必要はない。むしろ、社会を学ぶという意味で、その時代、そのときの普通という基準値を知っておくことはすごく大事」と言います。

また、普通学級に行かせるべきか否かで悩んでいるという相談については、「(まわりの子どもたちに比べて)少々遅れたり、合わなかったりしてもいいと思う。合わないことを問題視するのではなく、『自分の娘はここがちょっと苦手で、ここは得意で……』といった具合に、普通と言われる基準値どのぐらい違うの、差があるのかを知ることで、自分の弱みや強みが見えてくるのでは」と提言。

続けて「(入学してから普通学級の授業に)全然ついていけない、学校に通うことがままならないなど、場合によっては特別支援学級に行くことも悪くないが、一緒にやっていけるようであれば、自分が普通になるためにではなく、世間の普通を知っておくために行く、というなスタンスがいいのではないか」とアドバイスを送りました。

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<番組概要>
番組名:Seasoning〜season your life with music〜
放送日時:毎週月曜〜木曜 13:30〜15:55
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国20局ネット
パーソナリティ:市川美絵、角田陽一郎(月曜)、乙武洋匡(火曜)、副島淳(水曜)、若新雄純(木曜)
番組Webサイト:https://audee.jp/program/show/38286