ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」。5月3日(月)から6日(木)の4日間は、『しんどー相談室』と題し、パーソナリティのさかた校長とこもり教頭が、10代リスナーの「今、正直しんどいです」という話を聞いています。2日目となる4日(火)の放送では、学校と家庭とでしんどい思いを抱える中2の女性リスナーと電話をつなぎました。



――このリスナーから届いたメッセージ(抜粋)
【私は、中学1年生の最後の1週間くらいから学校に行けなくなりました。学校にいると苦しくなって、周りの人が「死ね」とか言うと自分に言われているみたいで、仲の良かった子たちがどんどん離れていって。徐々に学校に行くのが苦痛になっていました。
最近では、お母さんから「死ね」と言われました。気にしないでいようと思ったけど、落ち込み、生きている意味がわからなくなってしまいました。信頼できる子にLINEで言ってみたら「そんなの、みんな同じだよ」って言われました。私は何を支えに生きていけばいいんですか? 毎日を生きるのに精一杯で、助けてほしいです】

さかた校長:もしもし。 書き込みを読ませてもらったよ。学校に行けなくなったということだけど、きっかけは何かあったの?

リスナー:きっかけは……仲良しだった人たちが、別のグループにいっちゃったりして孤立しちゃって……ということが積み重なって、1人で抱えきれなくなって。それで、つらくなってしまいました。

さかた校長:友達が別のグループに行ってしまった理由はわかっているのかな?

リスナー:いや、全然わからないです。

さかた校長:うん……そういうしんどい気持ちは、周りの人に話せたのかな?

リスナー:先生に言ってみたんですけど、「中学生なんだから、自分で解決してみたら?」みたいな感じで言われちゃって。

さかた校長:そうか……なんで、そういうことを言うのかなぁ。1人じゃ解決できないから、相談しているのになぁ。勇気出して言ったのにな。それでそういう反応だったら、話せなくなるよな。

リスナー:はい。



さかた校長:書き込みに『周りの人が「死ね」とか言うと自分に言われているみたい』ってあったけど、そういう強い悪い言葉は自分になのかな、って思っちゃうんだ?

リスナー:本当は自分に言われているんじゃなくても、自分に言われている気がして。それもつらくなっちゃったりとか……。

さかた校長:信頼できる子にLINEで相談したら、『そんなの、みんな同じだよ』って返ってきたんだよね。そのときはどういうふうに感じたの?

リスナー:周りの人の“生きているのがつらい”と、私の“生きているのがつらい”を同じような感じに扱われていて。そこまで軽く扱ってほしくなくて……。

さかた校長:そうか、「自分のほうがつらいのに」って思っちゃったんだね。

リスナー:はい。

こもり教頭:『お母さんと口論になった』とも書いていたけど、その原因は何だったの?

リスナー:お母さんに学校のことを言われて、今はあまり考えたくなくても聞かれて、私が「うるさいな」って言っちゃったんです。それで口論になっちゃいました。

こもり教頭:うん……お母さんから「学校になんで行かないの?」って聞かれて、自分が思い出したくないから口論になっちゃったんだね。

さかた校長:それでお母さんから、「死ね」という強い言葉が出てきたんだ?

リスナー:はい……。

さかた校長:そうかぁ……感情的になって、バっと出てしまった言葉やとは思うけど。それでも嫌やもんなぁ。

リスナー:はい……。

こもり教頭:しんどいなぁ。

さかた校長:お母さんと、日常会話はしているの?

リスナー:いや、あまり話さないです。小さいときにお母さんから暴力を振るわれたりとか……そういうのがあって、怖くて言えないです……。

さかた校長:うん……ごめんな、思い出させたな……。

リスナー:はい……。

さかた校長:お母さん以外に話せる人はいるの?

リスナー:お父さんと小学生の妹がいるんですけど、妹はまだ小さいし、お父さんは会社が忙しくて帰ってくるのが遅いので……。

こもり教頭:ごはんはどうしているの?

リスナー:みんなで食べますけど、妹の話題が多いです。

さかた校長:そうか。家でリラックスできるときはあるのかな。

リスナー:自分の部屋にいるときは、ちょっとはリラックスできるというか、安心できます。

さかた校長:そうか……部屋ではどういうときに落ち着くの?

リスナー:音楽やラジオを聴いたりしているときです。

さかた校長:他にも何か発散できることはあるのかな?

リスナー:あります。ノートに今の自分の気持ちを書いたり、つらいことを書いたりしています。

さかた校長:それはいつからやっているの?

リスナー:学校に行けなくなっちゃった3月くらいからです。

さかた校長:それをすることで、つらいことや苦しい気持ちが、少しでも減ったりしているのかな?

リスナー:はい。

さかた校長:そうか、自分の気持ちを吐き出す場所を作れているんだね。それはすごいよ。自分の感情を出せるようにしているんだな。

リスナー:はい。

さかた校長:本当は周りの人や友達に話して、共有できたらいいんだけどなぁ。でも本当に、よく俺たちに言ってくれたね。つらいことも思い出させてしまったし、“ごめんな”の気持ちもあるけど“ありがとう”のほうがデカいよ。

こもり教頭:うん。

さかた校長:でもだからと言って、君の悲しみとかを綺麗になくすようなことはできないけど……う〜ん……君に言うのは違うかもしれないけど、不甲斐ないと思うし。でもそれでも、言ってくれてありがとう。

リスナー:はい。



こもり教頭:うん……話を聞いていて、俺もすごく胸が痛くて。『どう生きていけばいいのか』って書き込みにあったけど、頑張り続けるのは本当につらいししんどいと思う。でも頑張ることを……精一杯生きていることをやめる、という選択肢はとらないでほしい。

さかた校長:うん……今は部屋でラジオを聴いてくれているの?

リスナー:はい。

さかた校長:毎日、1秒1秒しんどいと思うけど、俺たちが君の声を聴けたのは、君が勇気を出してくれたおかげやからね。君のおかげでこの時間があるから。

リスナー:はい……。

さかた校長:こんなにしんどい思いは、1人で背負わなくていいから。少しでも、欠片でもいいから、俺たちに分けてくれんかな、と思うけどな。1人では限界があるけんな。

リスナー:はい。

さかた校長:君の勇気の向こう側には、(他の)生徒たちがいるからね。君のためを思った言葉も、たくさん学校掲示板に届いているから。

リスナー:はい。

さかた校長:だから今日は……つらい気持ちを書くノートではなくて……それは君が発散するために見つけた大切な場所だと思うんだけど、今日はそのノートじゃなくて紙切れでもいいから、今日良かったことを1コ書いてほしいな。それが、ちょっとずつ増えたらいいなと思ってる。できることなら、俺たちが増やしたいと思っているから。

リスナー:はい。

さかた校長:無理せんでもいいけど……書けそうかな?

リスナー:はい。

さかた校長:うん。今、何を思っている?

リスナー:勇気を出して、掲示板に書きこんでよかったと思いました。

さかた校長:うん、書き込んでくれてありがとうな。また話そうな。

リスナー:はい、ありがとうございました。

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聴取期限 2021年5月12日(水)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:さかた校長、こもり教頭
放送日時:月〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55
番組Webサイト ⇒ https://www.tfm.co.jp/lock/