ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」、7月16日(木)は掲示板逆電を放送。番組に届いたリスナーのメッセージから気になるものを取り上げ、パーソナリティのさかた校長とこもり教頭が、電話で直接話を聞いていきました。そのなかから、夢のために進路を悩んでいる中3の女子リスナーとのやり取りを紹介します。



さかた校長:今夜、お届けするのは……わが校のスタンダード授業、掲示板逆電。学校掲示板に気になる書き込みをくれた生徒の声を、どしどし聞いていきたいと思う。もしもし! 何か俺たちに聞きたいことがあるの?

リスナー:はい。進路についての話なんですけど、親が行ってほしい高校と私が行きたい高校が違うんです。おばあちゃんや習い事の先生にも、その学校に行ってほしいと言われていて……自分の行きたい学校を自信持って言えないんです。

さかた校長:習い事は何をしているの?

リスナー:空手です。その空手の先生と、親が行ってほしいと言っている学校は同じなんです。

こもり教頭:なるほどね〜。そこはどういう学校なの?

リスナー:勉強もしっかりできて部活も一生懸命できる、文武両道がしっかりできる学校です。

さかた校長:そうか。自分が行きたい学校はどういう所なの?

リスナー:私が行きたい所は、将来の夢につながる学校で……私はアーティストになりたいんです。それでダンスも勉強したいと思って、そういうことがしっかりできる学校に行きたいんです。

さかた校長:今、ダンスはやっているの?

リスナー:いや、全然やっていないです。もともとは歌うのが好きでボーカルになりたくて。いろんなアーティストさんのMVを見ていたら、ボーカルの人も一緒に楽しそうにダンスを踊っているのがめっちゃいいなと思ったんです。それで、ダンスも勉強したいし歌も勉強したいし、ってなったら自分の行きたい学校が見つかって……みたいな。

さかた校長:なるほどな。歌って踊れるアーティストになりたい、という夢がしっかりあるんだね。

リスナー:はい。

こもり教頭:うん……夢を親御さんに直接話せない後ろめたさみたいなものは、どこからくるの?

リスナー:小さいころは保育園の先生になりたいと言っていて、小学生のころは動物園のスタッフ……イルカのショーをする人になりたかったんです。なので親はいまでもそっちの仕事がしたいと思っていて、そういう高校を調べてくれたりしたんです。なので、別世界のアーティストになりたいって言いだしにくくて……。

こもり教頭:そうだよな。

リスナー:私が通っていた保育園の先生もそのことを知っているので、「先生になったら戻ってきてよ」と言ってくれたりするんです。なので今さら……せっかく応援してくれているのに夢を変えるのが申し訳なく思ってしまって、親や周りの人に言いだせなくなってしまいました。

さかた校長:なるほどね。俺は、小さいころからお笑いの世界に入りたいと思っていたの。でも剣道をずっとやっていたから、親は警察官になると思っていたんだよね。それで高3の夏に「お笑いの世界に行きたい」と話したら、母親はびっくりしたけど「好きにやりなさい」という感じで、オヤジとはめちゃくちゃケンカしたね。大反対で、「家族でお前が一番おもんねーから!」とかまで言われて。つかみ合いのケンカをして……2年くらい話さなかったんじゃないかな。

リスナー:はい……。

さかた校長:それで自分の覚悟を伝え続けて、ライブを見てもらったりして……それから時間が経って、スマホを買ったんだって。ラジオを聴くために。

こもり教頭:うわ〜。

さかた校長:10何年か経ったけど、オヤジが「夢中で好きなことをやっている息子が羨ましい」と言ってたって親戚から聞いて、俺はグっときたけどね。

リスナー:あ〜……。

さかた校長:だから、本当にやりたいことがあるんだったら、親御さんも説得できるくらいの熱がないと、この世界は本当に大変だと思うよ。まぁどの世界も大変だけどね。その熱を伝える覚悟と何回も伝える努力は、絶対にしたほうがいいと思うな。

リスナー:何回か言おうとしたんですけど、めちゃくちゃバカにされて「なんでそんな、なれないような仕事を選ぶの?」と言われて……。

さかた校長:そうか、親御さんは心配なんだよ。でも俺が強く言えるのは、無理なことはひとつもないよ。俺はできたからね、まっただ中にいるけれども。

こもり教頭:うん……。

さかた校長:だから自分にも確認して、それが正直な気持ちだったら、俺は親御さんに話していいと思う。

こもり教頭:どう? 親御さんと向き合って、自分の気持ちを伝えられそう?

リスナー:う〜ん、絶対みんなには反対されると思いますけど……。私は校長と同じような考え方なのでやる前から無理と決め付けるのは違うと思っていて、何回も挑戦して無理だったら諦められるんですけど……やる前から諦めることはできないので、説得してみようかなと思います。

さかた校長:うん! 気持ちをぶつけていいと思うよ。

こもり教頭:うん!

さかた校長:しっかり親御さんと話し合ってみてくれ!

リスナー:はい!

こもり教頭:頑張れよ!

リスナー:ありがとうございます!


――電話を切ったあと……

こもり教頭:僕は中学で上京して夢を追いかけているから、言えることが1個あるとするならば、自分1人じゃ何もできないので……。やっぱり親御さんの助けがないと……僕の場合は、母親が僕の夢に賭けてくれたからチャレンジできたし……と思うと、1人で頑張るより家族に助けてもらったほうがいいので。いろんな選択肢があるんじゃないかな、と思いました。

さかた校長:うん。遠回りでもいいからね。俺は結局大学にも行ったけど、そこで出会ったヤツと今も一緒にやっているし。

こもり教頭:そうですね。あと伝えるのって意外と難しいので、自分が思う表現でいっぱい工夫して……コミュニケーションの時間をとってほしいなと思います。

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聴取期限 2020年7月24日(金)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:さかた校長、こもり教頭
放送日時:月〜金曜 22:00〜23:55
番組Webサイト ⇒ https://www.tfm.co.jp/lock/