モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「ONE MORNING」。6月1日(水)放送のコーナー「リポビタンD TREND NET」のテーマは「外国人観光客の受け入れ、6月10日(金)から再開」。学習院大学 非常勤講師・塚越健司さんに解説していただきました。


※写真はイメージです


政府は、外国人観光客の受け入れを6月10日(金)から再開します。観光目的の入国を認めるのは、およそ2年2ヵ月ぶりとなります。

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吉田:塚越さん、どのような国から観光客を受け入れるのか、空港の検疫体制はどうなるのかなど、あらためてポイントを教えてください。

塚越:政府は6月1日(水)から、1日の入国者数の上限を、現在の1万人から2万人に引き上げる方針で、観光客もこの2万人の枠内に収めます。受け入れ対象の国・地域は、感染状況などから「青」「黄」「赤」に分類します。観光客の受け入れを可能とするのは、リスクの低い「青」。アメリカや中国、韓国、イスラエルなど98の国・地域で、入国時の検査や自宅待機も免除となります。直近の入国者数のうち、8割程度が「青」の国・地域からの人々になっています。

また、外国人観光客の受け入れは現状、添乗員付きのパッケージツアー客に限定し、段階的に対象を拡大します。また、岸田文雄首相は受け入れにあたり、旅行会社などを通じて、国内でのマスク着用の徹底を求める考えを示しています。

吉田:6月10日(金)から外国人観光客の受け入れを再開することを、塚越さんはどのように思われますか?

塚越:どこかで舵を切る必要があるので、それ自体は分かります。一方で、国民への周知や理解を求める動きを見せてもいいと思います。2022年度の補正予算が5月31日(火)に成立しましたが、野党に円安対策を問われ、岸田首相はインバウンド(=訪日外国人旅行客)の復活が資金を国内に留めると述べています。このことからも、インバウンド消費を重視していることが分かります。

ユージ:外国人観光客の受け入れを巡っては、「マスク着用などの感染対策をどのように徹底させるのか?」が課題と言われていますよね?

塚越:日本はマスクに関して他国よりも厳しい社会規範があり、私たち自身も“心の習慣”として、欧米と比べるとマスクを付ける感覚があります。これを観光客がどう思うかです。
現状ではマスクの徹底を観光客に呼びかけるということですが、インバウンド重視の傾向、また昨今は熱中症対策などの名目で「屋外ならマスクは外してもいいのでは」といった政府関係各所のアナウンスがあります。

これについては、科学的根拠がないまま、さまざまなところでアナウンスされているのは問題だと感じます。例えば、この旅行で感染者が多少増えたとしても病床に余裕があり、データもあるというアナウンスがあれば「マスクを外せる」と思えるようになりますので、科学的な議論をして国民にも周知してほしいと思います。

<今日のユジコメ>
今は円安ということもあるので、外国の方を受け入れて日本で買い物をしてもらったり、日本の良さをあらためて知ってもらい、楽しんでもらえるチャンスです。それが円安のメリットなのではないかと思います。

日本は明確な法律や義務がなくても、決まりを守ることができる人たちです。そこに、ルールを知らない人たちが来て、みんなの常識と違うことをしたときに、日本人にどのような抵抗感が出てしまうのか? という不安があります。

マスクを自国でしていない人たちが日本でもしなかった場合、現状、マスクを外しているとジロジロ見るような雰囲気があるので、そこが個人的に懸念点ではありますが、水際対策の緩和を進めて、経済を回すほうも有効にしたいと思いました。

<番組概要>
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月〜金曜6:00〜9:00
パーソナリティ:ユージ、吉田明世
番組Webサイトhttps://www.tfm.co.jp/one/