市川美絵がパーソナリティをつとめるラジオ生放送番組「Seasoning〜season your life with music〜」。7月1日(木)の放送は、木曜レギュラーパートナーの若新雄純(慶應大学特任准教授などをつとめるプロデューサー)が登場。最近起きたニュースを独自の視点で解説する「若新雄純の『色メガネ』」のコーナーでは、「東京国税局、ウーバー配達員の報酬調査」について取り上げました。


木曜レギュラーパートナーの若新雄純(慶應大学特任准教授などをつとめるプロデューサー)



◆新たな働き方、副業が増加
東京国税局が、飲食宅配サービス大手「Uber Eats(ウーバーイーツ)」を運営するUber Japan株式会社(以下、ウーバージャパン)に対し、配達員の報酬などについての情報提供を求めていたことがわかりました。

同社では、配達員を雇用する形態ではなく、個人事業主として契約を結んでいます。副業で配達員をしている場合、年間所得が20万円を超えると確定申告が必要となりますが、東京国税局は、「なかには確定申告を怠っている配達員もいるのではないか」とみています。

*  

若新も「Uber Eats」をよく利用していると言い、その便利さは体験済み。とはいえ、雨の日などの悪天候や、炎天下での配達は“さぞかし大変だろう”と思い、他のバイトのほうが条件が良いのではないかと配達員をしている知人に話を聞いてみたところ「若新さんは全然わかっていない」と切り返されたと言います。

というのも、一般的なバイトの多くでは、働くか休むかを当日になって決めることはできません。しかし「Uber Eats」ではシフトを提出する必要がなく、配達員が働きたいとき、その当日に思い立って働くことができます。例えば、“暑いから”“疲れたから”といった理由で働きたくないときや、仕事を切り上げたいときなどには、自分の意思でその当日に、休むことができるという自由度の高さは大きな特徴の1つです。

配達員からそのことを聞いた若新は、「当日になって行きたくないときに行かなくてもいいという仕事がどれだけすごいか。それは盲点だった。ほかの仕事では、なかなかできない。どんなに割のいい仕事でも“今日は行きたくない気分だな”というときでも、(通常は)急にキャンセルはできない。

仕事をするタイミングと時間を『自分で決定できる』というのはすごいこと。自転車をこぐのは体力的に大変だと思うが、働くかどうか“決定権が自分にある”という魅力は半端ない。今後、間違いなく、この働き方をする人がさらに広がると思う」と語ります。

これまでの日本は「会社員になること」が理想の働き方の1つとされてきました。会社員は、所属している会社で給料から税金が天引きされますが、「Uber Eats」のような新たな形態のサービスや副業で所得を得る人が増えてくると、「国が(所得の実態を)追い切れない。一般的に本人の自己申告なので、全員がきちんと正確に申告するかどうかわからない」と説明。そのため、東京国税局は確定申告を怠っている人の実態把握を進めようとしています。

フリーランスとして働く若新は、「所得に応じて保険をどうするかなど、窓口も一つひとつ違うし、ものすごく大変」と確定申告の手続きの大変さについて言及。そのような業務を有料で代行してくれる業者もありますが、「国がフリーランス向けに、税金や保険のことをまとめてやってくれるような総合窓口を設けてくれたらいいと思う」と提案します。

「それにはコストがかかるけど、(本来納めるべき税金を)取りこぼさないように、しっかりと取っていけたほうが、結果的に国にとってもいい」と話し、「新しい働き方によって税金の納め方も変わってくると思う」と語りました。

----------------------------------------------------
スマホアプリ「AuDee(オーディー)」では、スペシャル音声も配信中!
★ダウンロードはこちら→http://www.jfn.co.jp/audee/
----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:Seasoning〜season your life with music〜
放送日時:毎週月曜〜木曜 13:30〜15:55
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国20局ネット
パーソナリティ:市川美絵、角田陽一郎(月曜)、乙武洋匡(火曜)、副島淳(水曜)、若新雄純(木曜)
番組Webサイト:https://audee.jp/program/show/38286