高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「高橋みなみの『これから、何する?』」。8月26日(水)放送のコーナー「TOKYO FM新型コロナウイルス関連情報」のテーマは「スマートフォン用の、新型コロナウイルス接触確認アプリ『COCOA』の仕組み」について。番組の冒頭でフリーアナウンサーの高橋万里恵が、ITジャーナリストの三上洋さんに話を伺いました。

写真はイメージです



◆プライバシーに徹底的に配慮した仕組み

三上:COCOAは、スマートフォンのブルートゥース、近距離無線の仕組みを使ったものです。ブルートゥースは私たちがワイヤレスイヤホンでよく使っているものです。このブルートゥースの仕組みを使って、お互いに1メートル以内で15分ぐらい一緒にいた場合に、「お互いが濃厚接触しました」というデータを記録します。そのときにどちらかがもし新型コロナウイルス感染症の陽性になった場合は、処理番号を入力すれば、相手に通知が届くという仕組みになっています。

COCOAの特徴は、プライバシーに徹底的に配慮していることです。名前、メールアドレス、電話番号といったプライバシーの情報は一切入力しません。また、濃厚接触したデータは実はサーバー側、つまり政府や保健所側も記録をしておらず、自分の端末に残るだけなのです。なので、情報流出という恐れは限りなく低く、プライバシーに対して徹底的に配慮した仕組みになっていることが特徴です。

重要なことは、自分たちの身近な人たちと一緒にアプリを入れることです。家族、友人、同僚といった、普段濃厚接触、あるいは近くにいる人たちみんなが入れておけばとても効果があります。

例えば、自分がもし陽性になったら、身の回りの人たちに通知が行きますし、また、身の回りの人たちの誰かが陽性になった場合には、その通知を自分が受けられます。このように自分の身の回りのコミュニティの全員がCOCOAを入れることで、新型コロナウイルス感染症の対策及び、対処ができる、ということです。

◆COCOAで通知を受けた人はPCR検査が無料に

高橋:COCOAは8月下旬時点でダウンロード数が1,400万件、リリースした直後は伸び悩みましたが、じわじわと利用者が増えているようです。そして、当初は国民の6割が利用する必要があると言われていましたが、三上さんは必ずしもそうではないと説明します。

三上:アプリの普及率については当初6割が目標とも言われていましたが、そうではない調査結果も出てきました。例えば日本大学の調べによると、COCOAの利用率が国民の4割で、そのうち6割の人が外出自粛をするとします。すると、感染を半減できるという調査結果が出ているのです。つまり国民の4割がCOCOAを入れており、その人たちの大半が外出自粛をすれば、それだけで新型コロナウイルス感染症の拡大が抑えられ、(感染の広がりも)半分のスピードに落とすことができるのです。

こうしたことからも、できるだけ多くの人にCOCOAをいれてもらうことが大切です。ですが、アプリの普及率が4割や6割の数値目標がなければ意味がない、というわけではありません。身近な人たちがCOCOAを入れていれば、それだけで十分効果があるので、今からでも遅くはありません。ぜひあなたのスマートフォンにCOCOAを入れていただきたいと思います。

高橋:COCOAについては新たな動きもあります。COCOAで濃厚接触の可能性を通知された人がPCR検査を希望した場合、行政検査として取り扱うよう、厚生労働省が各自治体へ通達を出しました。つまりCOCOAで通知を受けた人は、検査費用が無料になるということです。

<番組概要>
番組名:高橋みなみの「これから、何する?」
放送日時:毎週月〜木曜 13:00〜14:55
パーソナリティ:高橋みなみ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/korenani/