サカナクションの山口一郎が、TOKYO FMのレギュラー番組に出演。3月に発売されたLIVE Blu-ray & DVD『SAKANAQUARIUM 光 ONLINE』を購入したリスナーのメッセージを紹介。さらに直接電話をかけて質問に答えました。
(TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK! サカナLOCKS!」4月2日(金)放送分)



山口:『SAKANAQUARIUM 光 ONLINE』は、昨年、8月15日と16日の2日間にわたって配信されたサカナクション初となる無観客オンラインライブ。これは、普通のオンラインライブじゃなくて、オンラインだからこそできるライブをやっていこうと、すごく特殊だったんですね。それをやって、なんと6万人の方が観てくれたんです。これは非常に良い結果でした。内容もね、先生たちも非常に楽しかったし、観てくれた皆さんも納得してくれたんじゃないかと思います。

――リスナーの感想を紹介

【「光ONLINE」のBlu-rayとデータブックが届きました! とりあえず、データブックすごすぎませんか? 「シミズオクト」ってこんなに当たり前のように書いてあります? いろんな種類のメモやセットの図面などの資料も大量で、「ここまで見せてくれるの?」って驚きがいっぱいでした。構成やレイアウトはもちろん、一枚一枚の紙の質感・手触りにまでこだわり、紙媒体として存在する意義をとことん追求した、ページをめくるのが楽しすぎる本でした。田中監督、恐るべし……! 最後に、紙チケットめっちゃくちゃ最高です! あの日あの時あの瞬間を、みんなで目撃したことの証。大切にしますね】(19歳男性)

山口:(完全限定生産盤についている)このデータブックはすごいんだよね。もう、事細かく書いてあるの。セット図とかカメラとか、全部書いてあるんだよね。このライブの総合演出をしてくれたのは、「新宝島」だったり、「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」とか、「忘れられないの」とかのミュージックビデオを撮ってくれた田中裕介監督です。このデータブックのデザインもしてくれたんですね。そして、紙チケットがついていました。ちなみに、シミズオクトっていうのは、舞台美術の会社ね(笑)。みんな知らないだろうけど、セットとか、照明を吊るためのトラスっていうのかな? そういうのを作ったりする会社。ライブやコンサートを作る会社としてはかなり有名ですね。

――リスナーに電話:データブックに載っていない裏側の話

山口:『光 ONLINE』のライブ映像観てくれたの?

リスナー:はい、観ました。もう本当に……これ本当に生なの?って。本当に生でやっていることなのかなっていう驚きがありました。

山口:リアルタイムでも観てくれた?

リスナー:はい、2日間。"ライブミュージックビデオ"っていうコンセプトをいろんなところでお話しされていて、なんとなくのイメージはついていたんですけど、それを上回ってきたというか……こんなことが今行われているんだ……っていうワクワクは、あの時にしか味わえなかったですよね。

山口:オンラインライブだったけど、ライブの緊張感みたいなものはあったよね。

リスナー:はい。

山口:でも、メールの内容ではさ、映像やライブの感想じゃなくて、データブックの感想が第一に来てたろ? そういうの好きなの?

リスナー:そうですね。結構、裏側とかを知るのが好きで、絵コンテとかがあったらどんどん見せて欲しいというか……ミュージックビデオも。裏側がどんな感じになっているのかなっていうのにすごい興味があって、ドキュメンタリーとかをよく観たりしています。

山口;今回のデータブックで、ここが好きっていうデータあった?

リスナー:やっぱり、シミズオクトが……(笑)。

山口:ははは!(笑)。なんでシミズオクトの存在を知っているわけ?

リスナー:ライブのクレジットとかを見てると、シミズオクトって毎回いるな……みたいな。コマデンとかも、毎回書いてあるなって。

山口:(笑)。じゃあ、データブックには書かれていない裏側の話をしてあげようか? 聞きたいこととかある?

リスナー:データブックを作るのはすごい大変だったと思うんですけど、ここが大変だったとか、田中監督がおっしゃっていたこととかがあったら……。

山口:実はね、『光 ONLINE』のライブ演出も、このデータブックっていう作品も、僕はほとんど口出ししていないの。

リスナー:はい。

山口:僕が言ったのは、ライブの演出が外から始まるっていうのと、スナックがあるっていうことだけで。あとは全部田中監督に任せたし、このブックレットを作る上でも、「サカナクションの作品を作るつもりで作らないでください」ってだけ言ったんだよね。「自分の作品としてブックレットを作るつもりで、作ってもらえたら僕はそれでいいです」って。だから、デザインはここをこうしてほしいとか、こんなふうにしたいとか何も言ってないの。

リスナー:はい。

山口:僕が完成したのを見たのも、みんなとほぼ同じタイミングなの。もちろん、途中でこうなりそうとか、途中経過は見たけど。ちゃんと完成したのを見たのは、ほぼみんなと同じタイミング。1〜2週間早いくらいで、それまでは何も知らなかった。だから、今回僕がすごくこだわったのは、自分以外の人、サカナクション以外の人が、サカナクションっていうものを使って作品を作ってくれるっていうコンセプトを貫きたかったんだよね。それが田中監督だったのよ。

リスナー:はい。

山口:だから、田中監督も自分の作品として今回の『光 ONLINE』を表現してくれたし、Blu-rayのデータブックも、田中監督は自分の作品として作り上げてくれたんだよね。そこは僕にとって大事にしたかったところだから、基本的にはリスナーと同じタイミングで見るっていう。開封して、同じタイミングで見て、どう思うかっていうのを試しているね。だから、自分たちの作品だけど、自分たち以外のクリエイターが本気で作っているっていうことがすごく大事にしていることかな。

リスナー:なるほど……!

山口:あと、今のサカナクションって、田中監督がいなかったらこんな存在になれていなかったのよ。その理由としては、「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」という曲のミュージックビデオを作ってくれたのが田中裕介監督だったんだけど、それが初めての出会いだったんだよね。僕らね、あのミュージックビデオでたくさんの人に知られたのよ。あのミュージックビデオがなかったら、今の僕らの、デザインとサカナクションみたいな、映像とサカナクションみたいな繋がりが生まれなかったんだよね。だから、彼があのミュージックビデオを作ってくれたことで今の自分たちがいるっていうのもあるし、すごく感謝してるんだけど。


【サカナクション - 『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』(MUSIC VIDEO)】

山口:田中監督は、自分たちがやっている以上のことを発明したいなとか、今やっていること以外で自分たちの力を発揮したいなって思える仲間の一人なんだよね。だから、田中監督も映像ディレクターなんだけど、ライブの演出をやってみたいって思ってくれるし、僕も田中監督だったらやってみてほしいって思うし。違うことをやって一緒にワクワクして遊べるっていう……そういう仲間みたいなところにやっときたというか。そういう存在だからね、今回も、これからもきっと一緒にやっていくと思うんだよね。

リスナー:へー……! めちゃくちゃ面白い話で。ありがとうございます。

山口:また是非、Instagram Liveもそうだけど、いろいろ繋がれたら嬉しいです。なんかあったらいつでもDMください。

リスナー:はい、送らせていただきます。ありがとうございました!



また今回の放送で、5月にファンクラブ限定のイベント「NF OFFLINE」を開催することも発表しました。山口が1人で全国Zeppツアーを行い、総合演出は田中裕介さんがつとめます。詳細はオフィシャルサイト(https://sakanaction.jp/)をご確認ください。

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聴取期限 2021年4月10日(土)AM 4:59 まで
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番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:さかた校長、こもり教頭
放送日時:月〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55
(「サカナLOCKS!」は毎週金曜22:30〜22:55)
番組Webサイト ⇒ https://www.tfm.co.jp/lock/