
ハリウッドザコシショウさん
ハリウッドザコシショウさんは、1993年に高校の同級生・静岡茶っぱとのお笑いコンビ「G★MENS(ジーメンス)」として芸人デビュー。2002年の解散後は、ピン芸人に。2007年スタートのお笑いネタ番組「あらびき団」(TBS系)で活躍し、「キングオブあらびき」の称号を獲得しました。「R-1ぐらんぷり2016」(フジテレビ系)、「HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル」(Amazonプライム・ビデオ)でも優勝経験を持つ、実力派のピン芸人です。

TOKYO FMの番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」1月1日(土・祝)放送ゲスト:ハリウッドザコシショウさん
◆「ハンマーカンマー」ネタの誕生秘話
川島:「R-1ぐらんぷり」で披露していた、“誇張しすぎたモノマネ”が生まれたきっかけを教えてください。
ザコシ:誇張しすぎたモノマネ(シリーズ)をやる前、“誇張しすぎた「古畑任三郎」のモノマネ”をやっていたんですよ。「ハンマーカンマー」って言ってね。

古畑任三郎のモノマネをするハリウッドザコシショウさん
川島:(笑)。ずっとそのモノマネでテレビに出ていましたもんね。
ザコシ:「古畑任三郎」のテーマを流しながら3分間、ずっと「ハンマーカンマー」みたいな言葉を言い続けていたんです。でも、それって効率が悪いなって思ったんですよ。お客さんが100人いるなか、これが古畑任三郎だってことを理解できる人は1割もいないんじゃないかなって。
川島:そうですね。
ザコシ:こういう、訳がわからないモノマネっていっぱいあるから、ギュッと詰めたいなって思ったんです。単独ライブで「ハリウッドザコシショウのものまね30連発」ってやつをやったんですけど、それを3分バージョンにしたらどうかなって思ったんですよ。3分バージョンのなかのモノマネの1つで、古畑任三郎って形にしたんです。
川島:なるほど!
ザコシ:フリップもあるから、何のモノマネをしているかっていうのもわかりやすいですしね。
川島:結果的にポップになったということですよね。今までは“暴走”と言われていたものが。
ザコシ:そうそう(笑)。
川島:ついでやから聞くけど、「ハンマーカンマー」って何なんですか?
ザコシ:「古畑任三郎」って観たことないですか?
川島:大好きですよ。DVDも全巻持っています。
ザコシ:じゃあ、わかるでしょう? 古畑任三郎ってずっと「ハンマーカンマー」って言ってないですか?
川島:田村正和さんの声で「ハンマーカンマー」って言ってるの、聞いたことないですよ(笑)。
ザコシ:(古畑任三郎が)考えるときに「アンバランミャムミャム……ハンマーカンマー」って言うじゃないですか。口のなかで……「ンー、アンママンマ」みたいなやつ。わかるでしょ?
川島:言ってない(笑)。まず、「アンバラン」がわかんないですよ(笑)。俺、昔ザコシさんと打ち上げかなんかで「ハンマーカンマー」の話をお聞きしたとき、チャンバラトリオさんの……。
ザコシ:そうそうそう! 若手が大喜利をやって、大御所の方が一言答える番組があって。そこで俺が訳わかんない大喜利を出したら、(チャンバラトリオの)南方英二師匠が「うーん。ハンマーカンマー!」って言って。たぶんね、「訳わからんわ!」と言ったんですよ(笑)。
川島:(笑)。それが古畑任三郎のモノマネにいったと。
ザコシ:そうなんですよ。「考える=ハンマーカンマー」っていうのが脳裏にあって。事務所ライブ用のネタが全然できてないときがあったんですけど、テレビを観たら「古畑任三郎」がやっていて。古畑任三郎が何かを考えているのを観たとき、そこで点と点がつながったんですよ。「あ! 古畑ハンマーカンマー!」ってなったんです。
川島:めちゃくちゃな方程式ですけどね(笑)。それで「ハンマーカンマー」をやったと。“誇張しすぎた”の発明ですよね。
ザコシ:そうね。

誇張モノマネをするハリウッドザコシショウさん
▶▶毎週土曜の55分間だけ営業する旅行会社EDC(=Eureka Drive Corporation)の社員たちが担当するPodcast番組(AuDee /Spotify)も配信中です。
<番組概要>
番組名:SUBARU Wonderful Journey 〜土曜日のエウレカ〜
放送日時:毎週土曜 17:00〜17:55放送
出演者:川島明(麒麟)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/wonderfuljourney/