青木源太と足立梨花がパーソナリティをつとめ、暮らしに役立つ情報や気になるトピックを深掘りしていくTOKYO FMの新番組「青木源太・足立梨花 Sunday Collection」。4月18日(日)の放送では、消費者庁 消費者教育推進課・米山眞梨子さんと、消費者制度課の玉置貴広さんに「自分の身を守るために賢い消費者になろう!」をテーマに話を伺いました。


青木源太、米山眞梨子さん、玉置貴広さん、足立梨花



◆消費者トラブルに巻き込まれないために
「ネットオークションで品物を購入したら偽物のブランド品が届いた」「街を歩いていたら、無理矢理お店に連れていかれて高額な商品を買わされた」……など、誰もが巻き込まれてしまう可能性がある“消費者トラブル”。

なかでも若い人が消費者トラブルに巻き込まれやすい時期があるとか。1つは新生活シーズン。そしてもう1つは20歳を迎えたとき。成人すると消費者トラブルに巻き込まれやすくなる理由について、米山さんは「大人になると、自分一人で契約できるようになるから」と言います。

未成年者には、民法で定められている「未成年者契約の取消権」があり、親権者などの同意を得ずに交わした契約は、原則として取り消すことができます。しかし、20歳以上は未成年者取消権がなくなるため、「悪質業者のなかには、簡単に契約を取り消されないように、成人したタイミングで狙い撃ちしてくる可能性がある」と警鐘を鳴らします。

現に、国民生活センターと消費生活センターに寄せられた相談事例では、18〜19歳の未成年者よりも20〜24歳までの成人のほうが、副業や投資などの“儲け話”や、脱毛や痩身など美容を目的とした医療サービスに関する“美容医療”などの消費者トラブルに関する相談が多く見られています。

そんななか、さらに心配されているのが、民法の改正により成年年齢が20歳から18歳に引き下げとなる2022年の4月。これにより、高校3年生でも18歳になれば、親の同意を得ずにクレジットカードの契約や、部屋を借りる契約ができるようになります。さらには、2022年4月からは18歳で未成年者取消権がなくなってしまうことから、米山さんは「悪質業者に狙われて、儲け話や美容医療などの消費者トラブルに遭う恐れがある」と懸念します。

そんな消費者トラブルに巻き込まれないためにも、「まずは、どんな消費者トラブルの事例があるのかを知ることが大切」と提言しました。

◆消費者トラブルから守ってくれる「消費者契約法」
また、未成年者取消権がなくなってしまう一方で、年齢に関係なく消費者トラブルから守ってくれる法律「消費者契約法」があります。

消費者契約とは、商品やサービスを購入するために、消費者と事業者との間で結ばれる契約のこと。例えば、携帯電話の契約、スポーツクラブやエステなどの会員契約、動画や音楽などの定額制サービスの利用など、消費者と事業者の契約であれば、消費者契約法の対象になります。

事業者は、消費者よりも商品やサービスについて精通しており、契約にも慣れているので、不利な立場にある消費者を守るために消費者契約法が定められています。

玉置さんは「不当な勧誘により締結させられた契約は、後から取り消すことができる」と言います。例えば、契約の際に事業者がウソの説明をしたり、消費者に不利になるケースがあるのに、説明責任を果たさない勧誘を受けた場合は、契約自体を取り消すことができます。

また、契約条項で「一切責任を負いません」「ご契約後のキャンセル・返品はできません」といった記載を目にすることがありますが、「消費者の利益を不当に害する契約条項は、たとえ契約書に書いてあっても無効です」と玉置さん。

例えば、スポーツジムの利用規約に「当ジムで怪我をされても一切責任を負いません」と書いてあった場合でも、事業者の責任を全部免除する条項は、消費者の利益を不当に害するので無効となります。また、「商品が故障してもキャンセル・返品は一切できません」とする条項も、消費者の利益を不当に害するので無効です。

最後に、米山さんは「私たちは日々、商品やサービスを購入しているように、契約とは切っても切れない関係にあるので、基礎的な知識を身につけた賢い消費者になって、トラブルに遭わないようにしてください」と注意を促し、万が一、消費者トラブルに巻き込まれてしまった場合には、「消費者ホットライン、局番なしの『188(イチハチハチ)番』で相談を受け付けています。電話番号は『188(いやや)泣き寝入り!』で覚えてください」とアナウンスしました。

今回、足立が“覚えておかなくては!”と痛感したのは、この消費者ホットラインの電話番号。リスナーに向けて「頭の片隅に『188(いやや)泣き寝入り!』を置いておいてほしい」と呼びかけます。一方、青木が印象に残ったのは「消費者契約法」について。「消費者の利益を不当に害する契約条項は、たとえ契約書に書いてあっても無効となるのは意外でした。契約書に書いてあると“無理なんじゃないか”と思ってしまうけど、消費者を守る『消費者契約法』があるのは驚きでした」と話していました。


青木源太、足立梨花



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聴取期限 2021年4月26日(月) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:青木源太・足立梨花 Sunday Collection
放送日時:毎週日曜 7:30〜7:55
パーソナリティ:青木源太、足立梨花
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/collection/