山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」。10月31日(月)の放送は、歴史小説・時代小説家の今村翔吾さんをゲストに迎え、お送りしました。


(左から)パーソナリティの山崎怜奈、今村翔吾さん



2人は、9月29日(木)からスタートしたABCラジオの新番組「今村翔吾×山崎怜奈の言って聞かせて」で共演中。

今村さんは今年、「塞王の楯(集英社)」で第166回直木賞を受賞。以降、多くのメディアに出演しており、それも「インプットのなかのひとつ」と今村さん。「いろいろな人が現代の事件にどんな意見を持っているかを聞けるのは、刺激になる」と話します。

そんな今村さんは、1984年生まれ、京都府出身。ダンスインストラクターや作曲家、埋蔵文化財調査員を経て専業作家に。そのなんとも異色の経歴に、れなちは「意味がわからない(笑)」と唖然としていましたが、そもそも実家がダンス教室だったのだとか。そのため、ダンス好きではないもののインストラクターをやらざるを得なかったと言います。

一方、作曲家としては行政の仕事などにも携わり、道の駅を訪れたときに自身の作った曲が流れているのを聴いたことがあるそう。

さまざまなキャリアを持つ今村さんが、歴史小説を読み始めたのは、小学5年生の頃。その後、中学・高校では歴史小説を年間100冊以上読破。「僕だったら、この物語の続きをこう書くやろうなって考えて、いつか(歴史小説を)書きたいなと思っていた」と今村さん。

とはいえ、10代、20代で小説を書くことはなく、30歳を超えて執筆活動を開始。れなちに「急に書けるようになるものですか?」と問われると「天才なんでしょうね(笑)」と笑って答えます。

ただ、歴史小説・時代小説を書くとなると、時代背景などを調べるのが一苦労で、長編になることが多いとあって、その作業はとても大変。実際、直木賞受賞作「塞王の楯」は原稿用紙にして920枚以上で、今村さんは「やっぱりコツコツですよ。(作家は)派手な仕事じゃない。コツコツ毎日書く仕事ですね」と作家の大変さを吐露。

さらに、今村さんは作家であると同時に、現在は大阪府箕面市の書店「きのしたブックセンター」を経営中とあって、2018年の1月1日から1日も休みがないと言います。

「僕らは締め切りがあるので、少しでも書いておかないといけない。ひとりで書いていて、ときどき泣きたくなるときもある」とも。とにかく忙しいこともあり、今村さんは出かける際は常にパソコンを所持。飛行機や船、新幹線などでの移動中はもちろん、10分程度のタクシー移動のときでも執筆しているそう。

リスナーからは「本屋さんを経営していますが、面白い・売れると思った本は確実に売れますか?」といった質問が。これには「僕が願っても売れないものはある。ただ、“これは売れるやろうな”と思ったものは売れる。読んだ瞬間に“この人はくるな”とか嗅覚でわかる」と今村さん。最近では、蝉谷めぐ実(せみたに・めぐみ)さんと言う作家さんにその気配を感じ、実際その後に山田風太郎賞の候補に選ばれたことも。

また、本屋を営んでいると自分の作品の売り上げ状況がデータでわかるものの、今村さんは絶対にそれは見ないとか。なぜなら気になってしまうからで「変に売れている・売れていないを気にして書くとペースが崩れると思うので、そういうものは見ないようにしている」と言いつつ、エゴサーチに関しては「するっちゃする」と今村さん。人の意見は気になるものの「悪い意見があってもそれは全然受け入れる」と話していました。

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聴取期限 2022年11月8日(火) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月〜木曜 13:00〜14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/