手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「防災FRONT LINE」。10月22日(土)の放送では、災害時における「お薬手帳の重要性」について取り上げました。


※写真はイメージです



本来、医療用の薬は医師の診察を受けたうえで、処方箋を出してもらわなければ薬局で受け取ることはできません。しかし、厚生労働省は2016年の熊本地震をきっかけに、持病を持つ被災者が処方箋を持たずに薬局に訪れた場合でも、後から処方箋を書いてもらうことを条件に薬を受け取ることができるようになりました。

その場合、薬局の薬剤師に主治医と連絡を取ってもらい、処方内容を確認してもらうのが原則ですが、主治医と連絡が取れないときは、薬の服用履歴やアレルギーの有無を記録しておく“お薬手帳”や薬の包装などから(服用している)薬が分かれば、それを薬剤師に出してもらうことができます。

しかし、災害時は通っていた医療機関や薬局が被災して閉まっていることも少なくなりません。また、他県など遠方に避難する場合もあります。そのときは普段と違う薬局に行くことになりますが、初めて行く薬局には、あなたの薬歴はありません。ただし、そこでお薬手帳を持っていれば、スムーズに薬を受け取ることができます。

日本薬剤師会の報告によると、東日本大震災の際、震災で医療支援に入った多くの医療従事者が「被災地で診療をおこなううえで、お薬手帳が役に立った」と語っています。そこで東京都では、「令和4年度おくすり講座」をオンラインで開催。薬にまつわる災害時の心構えについて動画で分かりやすく紹介しています。



この動画は、薬剤師と相談者との会話形式で具体例を交えて解説されており、持病のある方が注意すべきこと、災害時に受けやすい健康被害、災害に備えて家庭に常備しておきたい薬や救急用具などについて解説しています。

私たちが何気なく使っているお薬手帳は、災害時ほど重要な役割を果たします。

持病がある方はお薬手帳を作り、何冊もお持ちの方は1冊にまとめるようにしましょう。そのうえで、「普段から常に持ち歩くようにする」「すぐに持ち出せる場所に置いておく」「避難用持ち出し袋のなかに入れておく」「保管場所を家族に知らせておく」ということも大切です。

<番組概要>
番組名:防災FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25〜8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/bousai/