サカナクションのドラム・江島啓一が、7月15日(金)放送のTOKYO FMのレギュラー番組「SCHOOL OF LOCK! サカナLOCKS!」に出演。SUPER BEAVERのボーカル・渋谷龍太さんをゲストに迎え、山下達郎さんのニューアルバム『SOFTLY』について語り合いました。そのなかから、2曲目に収録されている「LOVE'S ON FIRE」に関するトークを紹介します。



江島と渋谷さんはお互いに出演した『SUMMER SONIC』で出会ってから、お酒の席で会うことが多い関係とのこと。今回、シラフで会うのは、2回、3回目ということです。



江島:(今回は)6月22日に発売された、山下達郎大先生の11年ぶりのアルバムを聴きながら語ろうかなと思っています。11年ってすごいよね、まず。

渋谷:11年待つ人がいるってことでしょ?

江島:僕らもね、(アルバム)出す出す詐欺をやって6年出さなかったことがあるんだけど(笑)。

渋谷:6年!? 6年怖いっすね〜。できないなー……。

江島:SUPER BEAVERって、結構コンスタントに出してる?

渋谷:かなりですね。一番空いていても、2年くらいです……ずっと出してますね。

江島:インディーズ時代も?

渋谷:そうですね。

江島:達郎先生は11年ぶりですが……?

渋谷:ここまで引っ張られると、やっぱり期待しちゃうじゃないすか。もちろん大好きだし、大ファンだから、信用・信頼は絶対しているんですよ。ただ……前回のほうが良かったらどうしようとか、ちょっと考えちゃいました。

江島:なるほどね。

渋谷:やっぱ、平気で上回ってきましたね。名盤でした。びっくりしちゃった。

江島:名盤だったね。



江島:CDを買って聴いたら、なんか……すごいダンスミュージックだったの。

渋谷:いや〜……ね、思った。

江島:まず、2曲目(「LOVE’S ON FIRE」)かな。あれにびっくりして。

渋谷:びっくりしました、俺も。

江島:新しい……!

渋谷:本当そう思いました。もちろん時代を作ってきた人だから、ずっと我流でいいと思うんですけど、最新の曲も聴いてるんだなっていうのがすごくわかった。全然ぶれてないのに、サウンドメイクの点とかに現代っぽさもあるじゃないですか。

江島:あるあるある!

渋谷:これは本当にエジさんと同じで、びっくりしました。「ここくるか!」みたいな。

江島:シンセ主体で、ひとつのリフをずっとリフレインして展開していく感じとかって、どちらかというとクラブミュージックとかハウスミュージックの手法で。でも、山下達郎さんっぽいっていうのが……。

渋谷:自分もめちゃくちゃ考えたんですよ。ブレる余地がないくらい、達郎さんが詰まってますよね。何なんでしょうね。メロなのかな?

江島:僕らは前に「忘れられないの」っていう曲を作る時に、めちゃめちゃ研究したんですよ、山下達郎さんを。いわゆるAORよりの達郎さん。

渋谷:うんうん。

江島:今回この曲は、どちらかというと僕らが今までやってきた感じに近いから……僕らは山下達郎さんに影響されて、研究してそっちに寄ったのに、達郎さんがこっちに寄ってきたみたいな気持ちになって(笑)。ちょっと嬉しかったんだよね。

渋谷:逆輸入みたいなね(笑)。この感じは俺もドキドキしましたね。すごいなって思いました。



江島:これちょっとね……まだ消化できていないっていうのが本音かな。

渋谷:エジさんの中で?

江島:これでなんでこんなに山下達郎さんなんだろう? って。いろんな記事とかを読むと、最新の技術みたいなのは常に取り込むっていうのを意識されているらしくて。

渋谷:機材とかもね。新しいのをバンバン取り入れる、っておっしゃってますよね。

江島:そもそも多分、音マニアみたいな部分もあるし。だけど、音色とかは……なんというか、なつかしいサウンドの部分もあって。それがうまい具合に混ざっている……このバランス感覚なのかなとか。

渋谷:そうですね。MVも、昔のコーラのCMみたいじゃないですか? そういう時代感であったりをちゃんと取り入れつつも、現代の音になっているっていうのが……すごいなぁっていう。

江島:ね!

渋谷:しかも、エジさんって音のプロじゃないですか。

江島:いや、お互いお互い(笑)。

渋谷:僕、技術的なこととか機材的なことはあんまり詳しくないから。エジさんはそういうのめちゃくちゃ詳しい人なのに、エジさんでもちょっとわかんないっていうレベルで。

江島:いつも写真で例えてるんだけど、例えばチェキとか写ルンですみたいなフィルムっぽい感じが、音楽でいうとアナログっぽいというか昔の手法で……レコードだったりとか。

渋谷:質感的にね。

江島:で、ガッチガチの高解像度のデジカメで撮った写真が、音で言うとハイレゾとかデジタルのデータだとしたら……多分今回のアルバムは、外側はめちゃめちゃ高解像度なの。なんだけど、中身に置いてある要素ひとつひとつは、チェキでとった質感を持ったものが散りばめられているって感じで。それが新しくもあり懐かしくもありな音像になってるところなんじゃないかな、って思ってるってくらい、いまは。

渋谷:1個ずつを取り上げて説明しづらいくらいのバランス感ってことっすよね。すごいなぁ。

江島:特にこの曲(「LOVE’S ON FIRE」)ね。

渋谷:顕著ですよね。



この他には、5曲目の「CHEER UP! THE SUMMER」についても語り合っています。渋谷さんは、次回7月22日放送分にも登場します。

山下達郎さんのニューアルバムについては、特設サイトをご確認ください。

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聴取期限 2022年7月23日(土)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長、ぺえ教頭
放送日時:月〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55
番組Webサイト ⇒ https://www.tfm.co.jp/lock/