ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」。10月24日(土)の放送は、ゲストにaikoさんが登場。自粛期間中の曲作りや10月21日(水)にリリースされた通算40枚目のシングル「ハニーメモリー」のこと、さらにはオンラインライブや今後の活動について伺いました。


安田レイ、aikoさん、ジョージ・ウィリアムズ



◆自粛期間中に気づいたこと
──自粛期間中にたくさん曲を作ったそうですが、制作意欲はどこから湧いてくるのでしょうか?

aiko:自粛期間中は全然やる気が出なくて、曲作りにいくまでにすごく時間がかかりました。自粛なので家から出ない日々が続き、外に出たとしてもスーパーに行くだけで。ご飯を作って、洗濯して、掃除したら1日が終わっちゃうんですよね。だから、お父さんお母さんって“すごいんだな”ってあらためて感じながら生活をしていて。

“私はいつになったら曲を書きたいと思うんだろう”って、でもその日がくるまで普通に生活をしようと思っていたんですけど……やっぱりヘコむじゃないですか。テレビを観たり、ラジオを聴いたりして、それでお酒よく飲んで、泣いて……。でも、ある日“歌いたいな”と思うときがきて、一気に曲を作りました。

──どうやってどん底から立ち上がることができたのですか?

aiko:下までいったから“上がるしかないな”って思って。私、粘土で箸置きとかを作り出したんですよ。色を塗って、オーブンで焼いて……すごく楽しいけど1番(の楽しみ)ではないなと思って。編み物をしていても絵を描いても同じで、“1番に楽しいのは曲を作ることやったな”って。生活のなかで自分がその場所にやっといけた感じでした。

それで一つひとつ作っていく難しさとか、毎日頭のなかに曲の歌詞が浮かんだりすることに“ちょっと戻ってきたかも”と思ったり、そういう感じでしたね。だから……(どん底まで)1回落ちました(苦笑)。

──自粛期間中に作った曲は、いままでのaikoさんが作ってきたものとはちょっと違う感じ?

aiko:たぶん“違うのかな”って思いますね。作っている側は客観的に聴くのに時間がかかるんですけど、スタッフの方に聴いてもらったら、自粛があったからか「前向きな曲があるね」って言ってもらえました。“生きる”とか“生活する”とか、そういう言葉がすごく歌詞に出てきている感じがしましたね。

◆新曲「ハニーメモリー」に込めた思い
──歌詞は男性目線ですけど、これはどういうきっかけでこうなったんですか?

aiko:歌詞を書いていて、ふと“いまは男性目線で書きたい”とか“いまは「私」で書きたい”とか……。フワッとそのときに思うんですけど、男性目線で書くと、いつも以上に素直な気持ちで書けるんですよね。なぜかわからないんですけど、言えなかったことが歌詞にしやすいというか。だから今回は男性目線で書いたんだと思います。“言いたいことがたくさんあったんだな”って。

──“洗面所だけ電気が付いてた”というワードがすごく生々しいというか、リアリティを感じたんですけど、この言葉に込められたメッセージは?

aiko:家に帰って洗面所だけ電気が点いていたら、すごく寂しくないですか? それが、彼が点けたまま、彼女が点けたままとかやったら“すごく意味があるのかな”って思って。私が(電気を)点けたままにして、好きな人の帰りを待っているときは、「もう絶対に……アカンで」って言っているときぐらい(笑)、やっぱり含みというかメッセージがある。

いつも閉まってないはずの扉が閉まっていたり、家のなかが普段とはちょっと違っていたりするだけで、相手が“何か思っているのかな”っていうサインになる。私はそれが洗面所でした。

──「ハニーメモリー」というタイトルは、どんな思いでつけられたのですか?

aiko:この曲は、もう無理やけど、とてもとても大切だった時間。そして、後悔をしていて、振り返って悲しいことをすごく思い返してしまう、っていう曲です。私はハチミツがちょっと苦手なんです。ハチミツって、甘くて、舌がザラザラして、苦々しくて、ちょっと濃くて、独特な感じがするじゃないですか。

それって恋愛でもそうだなと思って。甘かったり、苦かったり、もう離れなかったり、ベタベタしたり……スイートなことだけではない。それが私のなかではハチミツだったので「ハニーメモリー」にしました。

――CDのパッケージを開けると、タイトルにぴったりの黄色いCDが入っているんですけど、(初回盤の)CDには、うずくまっているaikoさんがいます。これはaikoさんのアイデア?

aiko:そうです。初回盤はいつもピクチャートレイにしていて、デビューしたころから全部写真なんですよ。

――このaikoさん……なにがあったのですか?

aiko:カメラマンさんと楽しく撮っていて、いろいろなポーズをしても“全部ちゃんと画にしてくれるんじゃないか”と思ってすごく動いていたら、この一瞬を撮ってくれていました。しゃがんだり、跳んだり、へたり込んだり、いろいろしたんですけど、そのなかの1枚です。

◆私がいまできるのは曲を届けること
――10月17日(土)にオンラインライブ「Love Like Rock〜別枠ちゃんvol.2〜」がありましたが、やってみてどう感じました?

aiko:本当に楽しかったですね。会場にお客さんがいない寂しさは初めに感じたんですけど、歌える喜びと“絶対に次につなげたい!”という気持ちとか、いろいろな気持ちが結構グチャグチャになりました。今回は倉庫を借りて、ステージを1から作っていただいて。

――ミニマムな配信もそれはそれで良さがありますけど、これはマキシマムで、カメラの台数や照明、カット割……お客さんがいるんじゃないかって確認したくなるくらいのステージで。

aiko:いつもツアーでお世話になっているスタッフのみなさんが集合してくださって、みんなで考えて作りました。

――次はどういうことを考えていますか?

aiko:いまはレコーディングをしています。自粛中に作った曲とか、いろいろな曲をとりあえずなにか形にして出したくて。お客さんを入れてライブもしたいんですけど、不安な気持ちで会場にくる人が1人でもいると、すごく心配なので。私がいまできるのは“曲を届けることやな”と思って、先にレコーディングをいっぱいしようと。

――そうなるとアルバムも!?

aiko:ねー! 出したいです(笑)。頑張ります!

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聴取期限 2020年11月1 日(日) AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:JA全農 COUNTDOWN JAPAN
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜 13:00〜13:55
パーソナリティ:ジョージ・ウィリアムズ、安田レイ
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/cdj/