ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」。11月23日(月)から26日(木)の4日間は、『しんどー相談室』と題し、つらいことや悩みを抱える10代の声に耳を傾けます。24日(火)のテーマは「いじめでしんどい」です。パーソナリティのさかた校長とこもり教頭が、学校でいじめにあっているという中2の女性リスナーと電話をつなぎ、胸の内を聞きました。



――中2女性リスナーの“しんどい”こととは
【私は部活で、3年生が引退してからキャプテンになりました。あるとき同級生の部長と話をしていたら、「また部長洗脳してるよ」「バイ菌、ウイルスだよね〜」という声が聞こえてきました。そして、次の日からは物が無くなっていきました。次は、教室で悪口を言われるようになりました。でも私は、このことを誰にも言いませんでした。
それがいけなかったのでしょうか。私はメンタルと、体調が悪くなっていきました。そして、逃げるように部活をやめました。やめたことが先生たちの耳に入り、いじめていた人たちに脅されました。まだいじめは止まっていません。親にも言いたくないし、先生たちにも頼りたくありません】


さかた校長:いじめは、いつくらいから始まったの?

リスナー:中1のころから小さいことはあったんですけど、中2になって(部活の)役職についたらエスカレートしていきました。

こもり教頭:周りの子は、部長と話していることの何が嫌だったんだろう?

リスナー:自分でもわからないんです。急に言われるようになってしまったので……。

さかた校長:言ってくるメンバーは決まっているの?

リスナー:部活には同じ学年が13人いるんですけど、そのうちの9人です。

さかた校長:9人……。

こもり教頭:その子たちはグループなの?

リスナー:2つのグループに分かれているんですけど、言うときだけひとつにまとまる、みたいな。

さかた校長:そうか……陰口以外で、嫌だったことはあるの?

リスナー:授業で間違えたときに、「ダサいね」って笑顔で言われたり……。それで「やめて」って言いに行ったんですけど、「わたし何もしていなのに、よくわかんないこと言ってるんだけど……!」って他の友達が言われて巻き込んでしまったんです。

さかた校長:そうか。でも言いに行ったんだね。それはすごいよ!

リスナー:ありがとうございます。

こもり教頭:でも、友達が巻き込まれるのは嫌なんだよな。

リスナー:はい。

こもり教頭:じゃあ、家族や友達には話していないの?

リスナー:はい。あまり話してないです。

さかた校長:先生は力になってくれないの?

リスナー:話をしたんですけど、(いじめをしてくる)相手が優等生なんです。それで1回は信じてもらえなくて。でも部活をやめてからは「大ごとだ」と思った先生が話を聞いてくれたんですけど、何もしてくれなくて……。

さかた校長:聞くだけ聞いて、行動してくれなかったんだ。

リスナー:はい……。

さかた校長:助けを求めた先生にそんなことされたら、そらつらいよなぁ。もう周りにも言えなくなるよな。

リスナー:はい。



さかた校長:それでも学校には行っているんだよね? 行きたくないな、とは思わないの?

リスナー:毎日行きたくないと思っています。でも休むと親にもいろいろ言われるし、他の友達に心配をかけちゃうので……休む選択はないなと思って。

さかた校長:悲しみが、周りに広がらないように止めているんだね……お前は優しいなぁ。1人で抱えているんだね。それはしんどいって。

こもり教頭:うん。

さかた校長:そんなことがあったら先生にはもう言えないかもしれないけど、周りに少しでも話せる人はいるの?

リスナー:2人います。1人は小学校から仲の良い同じクラスの子で、もう1人は男子なんですけど1年生のときに同じクラスで仲の良かった子です。この2人にはよく相談していたんですけど、今回のことは詳しく話せなくて。

さかた校長:気づいてはくれてないのかな?

リスナー:たぶん2人とも気づいていると思います。最近はLINEをしなくなったので、(男子の友達は)不思議に思っていたみたいで「何かあったでしょ?」って言ってくれたんです。1年生のときに同じようなことがあったときには相談していたので、「何があったのかわからないけど、1年生のときと同じようなことになるぞ」って言われて……すごい泣いてやっと話せました。

さかた校長:そうか。今回も気づいてくれたんだね。どんな気持ちだった?

リスナー:うれしかったんですけど、「また巻き込んじゃうな」と思って。

さかた校長:そうか……友達をまた傷つけたくない、って思ってしまうんだね。

リスナー:はい。

――この話を聞いていたリスナーから届いたメッセージを紹介

【他の人に相談しても、ぜんぜん大丈夫だとは思います。巻き込みたくないなんて考えなくていいです。僕がもし相談されたらうれしいです。(15歳男性)】

【学校に行けているだけで、私は本当にすごいこと、偉いことだと思います。私には想像もできないようなつらさのなか、ちゃんと逃げないで現実を受け止められています。ちょっとは逃げても良いと思うし、こういう場でお話してくださることで遠く離れた私たちは味方になることができます。(14歳女性)】

【逃げることも大切。自分が壊れるくらいなら逃げてもいい。最後までやり通すと、1度は決めることができたことがとても立派だと思います。SCHOOL OF LOCK! にはたくさんの味方がいます。逃げていいんだよ! 泣きたいときは泣いていいんだよ!(17歳女性)】


さかた校長:みんなが応援してくれているのが、俺たちにも伝わったよ。味方がたくさんいることがわかったし、「1人じゃない」ってことを実感してほしいな。

リスナー:会ったことはないけどそんなふうに言ってくれてる人たちがいて、本当にすごくうれしかったです。

さかた校長:そうだな、全然1人じゃないからな。今日は勇気を出して話してくれて、本当にありがとう。いまは自分のことをマイナスに感じちゃっているかもしれないけど、絶対に思わないでいいからね。お前はすごく優しいから、友達や家族に迷惑をかけたくないって言うけど……こうして勇気を出して伝えてくれたおかげで、みんなが気づけてみんながお前に対して思いを持ったり言葉を届けることができたんだ。それを受けて、お前は「1人じゃないんだな」ってことがわかったやんか。

リスナー:はい……。

さかた校長:だから、どうか「助けて」というサインを出してほしい。絶対助けてくれるし、なんならすでに気づいて声をかけてくれた友達もいるよね。弱音を吐くことは、なんも悪いことじゃないからね。

リスナー:はい……。

さかた校長:今回はお前が先に助けてもらっただけで、次に友達が困ったらお前が助ければいいんだよ。お前が情けないと思うことなんて、1個もないんだよ。

リスナー:はい……。

こもり教頭:俺は、学校に行って立ち向かっているのはすごいと思うけど、逃げてもいいし、周りにいる友達や家族を信じてほしいなって思ってる。

さかた校長:今、どんなことを思っている?

リスナー:いままでは1人だと思っていたけど、いろんな人に支えてもらっていると思ってすごくうれしいです。人に助けてを求めることは、そんなに悪いことじゃないんだなって……やっとわかりました。

さかた校長:同じように悩んで、泣いて、笑ってくれるみんなが、たくさんいるからね。それをみんなにも知ってほしい。伝えてくれたお前も、優しい言葉をかけてくれたみんなも、本当にありがとう。

こもり教頭:また話そうね。

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聴取期限 2020年12月1日(火)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:さかた校長、こもり教頭
放送日時:月〜金曜 22:00〜23:55
番組Webサイト ⇒ https://www.tfm.co.jp/lock/