モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの朝の情報番組「ONE MORNING」(毎週月曜〜金曜 06:00〜08:00)。6月3日(金)放送のコーナー「リポビタンD TREND NET」のテーマは「世界バンタム級王座統一戦 井上尚弥 VS ノニト・ドネア」。スポーツジャーナリストの近藤隆夫さんにお話を伺いました。

パーソナリティのユージ、吉田明世



埼玉県・さいたまスーパーアリーナで6月7日(火)に開催されるボクシングの一大イベント「WBA・IBF・WBC世界バンタム級王座統一戦 井上尚弥 VS ノニト・ドネア」。
ボクシング・バンタム級における世界の4団体のうち3つの団体のチャンピオンベルトをかけて戦う注目の一戦です。

*  

ユージ:まずは改めて井上選手とドネア選手、それぞれどんなボクサーなのでしょうか?

近藤:“モンスター”と呼ばれる井上尚弥選手は現在29歳。2012年にプロデビューして以来、22戦全勝、19KO、負けなしの成績を誇っています。この間にライトフライ級、スーパーフライ級、バンタム級と3階級で世界王者となり、現在はバンタム級で4団体王座統一を目指しています。

また、階級の壁を越えて強さを測定する「パウンド・フォー・パウンド」(※ボクシングや総合格闘技、キックボクシングなどの格闘技の世界で、仮に体重差のハンデがない場合、“全階級で最強”を指す称号)でも世界トップ3に名を連ねており、日本が産んだ歴代の最強チャンピオンと言ってもいいでしょう。

一方、フィリピン人のノニト・ドネア選手は今年40歳を迎えます。これまで48戦42勝(28KO)6敗の成績を残し、フライ級からフェザー級まで5階級を制覇したレジェンドファイターです。全盛期は過ぎたとはいえ、昨年には「WBC世界バンタム級王座」に返り咲くなど衰えを知りません。本人も「フィジカルだけではなく、メンタルも含めれば、今が私のピークだ」と話しています。

実はこの2人は、2年7ヵ月前の2019年11月に一度、今回と同じさいたまスーパーアリーナのリングで対戦しています。このときは井上選手が判定勝ちを収めましたが、ドネア選手の強烈なパンチで井上選手は、右の眼窩(がんか)底、鼻を骨折しています。それでも11ラウンドに左ボディブローでドネア選手からダウンを奪うなど、壮絶な戦いとなりました。この一戦は名勝負“ドラマ・イン・サイタマ”と称され、2019年の年間最高試合にも選ばれています。

ユージ:世界中で「2019年の最高のボクシングマッチだ」と称された前回の2人の戦い。いかに今回の試合が注目されているかが分かります! ここからは、日本が誇るモンスター・井上尚弥選手の対戦相手、ノニト・ドネア選手にフォーカスします。

吉田:圧倒的なキャリアと人気を誇るノニト・ドネア選手。その人気は、パワーだけでなく人柄からも伺えます。

近藤:ドネア選手は親日家としてもよく知られています。リングを降りれば、井上尚弥選手ともとてもフレンドリーに話しています。前回の対戦のとき、勝者には「モハメド・アリ・トロフィー」が贈られました。このとき、ドネア選手は奥さんと子どもを連れてきていて、そのトロフィーをプレゼントすると約束してリングに上がったんです。

しかし、残念ながら井上選手に敗れました。試合直後、ドネア選手は井上選手に「一晩だけ、そのトロフィーを貸してくれないかと」と頼んだそうです。井上選手は快く一晩だけトロフィーを貸しました。そのときにドネア選手は井上選手に大変感謝し、母国に帰った後も「日本人の温かみを知った」と話しています。

ノニト・ドネア選手は、このときに一度戦った井上尚弥選手のことを「とても強いファイター」と認めています。しかし、リングを降りたとき、「自分の戦い方ができれば勝てたはずだ」とも思ったそうです。「もう一度戦いたい」――その思いがドネア選手のモチベーションとなり、去年の「WBC世界王座」返り咲きにつながったのではないでしょうか?

ユージ:36歳のときに井上選手に負けて、普通なら体の衰えなども考えそうですが、ドネア選手はそれでも戦い続けて、再びチャンピオンになって井上選手に戦いを挑む。気持ちの強さも兼ね備えている、本当にすごい選手なんだなと思います。

吉田:「バンタム級」世界チャンピオン同士の2度目の対戦。果たして、どんな結果が待っているのでしょうか?

近藤:大方の見方と同じですが、私も井上尚弥選手のKO勝ちを予想します。一度拳を合わせて、ドネアの手の内を知ったことで、井上選手は早いラウンドから積極的にスピードを活かして攻めると思います。前半6ラウンドまでには倒し、井上選手が3団体統一王者になるのではないでしょうか?

ただ怖いのは、ドネア選手の左フックです。この一撃をカウンターでもらわないことが、井上選手の勝利の条件となります。

ユージ:ちなみに格闘技といえば、試合前の「挑発合戦」も話題の1つですが、井上選手とドネア選手は、どちらもそういうことをしないタイプです。リングの外ではなく、リングの上で拳で戦う。口ではなく、“最高のパフォーマンスをする”という自信にあふれていて、さらにお互いのことをリスペクトしている素敵な関係です。井上選手が勝てば、バンタム級4団体完全制覇まであと一歩となります。実力で決着をつける2人の一戦は注目です!

----------------------------------------------------
▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2022年6月11日(土) AM 4:59 まで

スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月〜金曜6:00〜9:00
パーソナリティ:ユージ、吉田明世
番組Webサイトhttps://www.tfm.co.jp/one/