TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。4月20日(火)のお客様は、乃木坂46 山崎怜奈さんとSHOWROOM代表取締役社長・前田裕二さん。ここでは、山崎さんがラジオならではの魅力を語ります。

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(左から)山崎怜奈さん、前田裕二さん


◆「ラジオはいい意味で抽象的」(山崎)
前田:山崎さんって、相手の頭のなかに映像を思い浮かべさせるような喋り方が上手ですよね。

山崎:えー! そんなこと言われたことないです。

前田:本当ですか? 結構天才的だなと。話がテキストではなく、映像として頭に入ってくるって才能だと思います。

山崎:でも、今ラジオ番組(TOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」/毎週月〜木曜 13:00〜14:55)をやっていて……。

前田:そうか、映像がないからか。

山崎:そうなんですよ。(映像が)ないからこそ、逆に各々で想像を膨らませて映像化してください、っていうコンテンツだと私は思っていて。それが好きで、学生時代もラジオをずっと聴いていたんですよ。

前田:“小学生の頃から聴き始めた”っていうのも、山崎さんのコラムか、何かの記事で読みました。「SCHOOL OF LOCK!」(月〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55)ですよね?

山崎:そうですね、最初のきっかけは。だから結局、“何を伝えるか”というよりも、“どう伝わっていくか”のほうが、こっちが想像することだと思うから、 “各々で熟成・発酵をやってください”っていうのがすごい好きなんですよね、本でもラジオでも。

前田:なるほど、1回委ねると。

山崎:本は文字しかないし、ラジオは音声しかないから想像が膨らむじゃないですか。だから、いい意味でちょっと抽象的というか。

前田:加工した状態で料理をプレートに載せて“はい、食べてください”ではなくて、素材を渡してあとは煮るなり焼くなり……というか。ある種の制約があって、どう料理をするかはお任せします、っていう余白が楽しいんですよね。

山崎:そうなんです。リスナーさんの顔が見えないからこそ、それを想像するのが楽しかったりとか、“想像できないから分からない”っていう意見が生まれたりとか。そこのやりとりをしていくのが楽しいんですよね。

前田:おもしろいですよね。制限があるほうがエンタメとしておもしろいっていう世界って不思議じゃないですか?

山崎:広がりすぎると制約を求めるんですかね?

前田:行ったり来たりするんですかね。秋元(康)さんもよく言いますけど、「人の心に刺さるものは、順繰りに循環していくものだ。だから、今流行っているものは、何十年か前にも人の心に刺さっていたものだよ」って。だから、それがぐるぐる回り続けていることを考えると、人間の本質が変わらずそこにある限り……。

山崎:揺らがないし、間違いないものだし。でも、自分が人の心に刺さるものを“作りたい”“発信したい”と思ったときは、多分揺るぎないものをまず模倣して、その後、自分のエッセンスだけをなんとなく抜き取っておいて、オリジナルにアレンジしていく掛け算を何回も何回も繰り返すことで希少価値が高まるじゃないですか。その人の存在意義や、商品になる意味が出てくるから。

前田:独自のものになっていきますもんね。

山崎:その掛け算が楽しいんですよね。

前田:掛け算で作りたいものって、“自分自身”っていう存在自体なのか、あるいは、何かこれから作っていく商品やサービスなどの“モノ”なのか、というと……両方なんですかね? 山崎さんのなかで、掛け算のあとに生み出したいものは何ですか?

山崎:それも難しくて。私の場合、番組で話しているときは、番組も商品だけど自分自身も商品だと思っているし、アイドルとしているときは、それこそほぼ100%自分が商品だし。そこの見え方って、自分本位になりすぎると良くないんだけど、応援してくださるファンの方の理想だけを追い求めすぎると、どんどん息ができなくなってくるんですよ。

前田:確かに。

山崎:だから、そこのバランスが難しいんですよね。

◆「馬の時代に車は生まれない」(前田)
山崎:前田さんになんとなく思っていたのは、「smash.」とかもそうですけど、なにかをリリースするときに、ユーザーの希望と自分がやりたいことの、ちょうどいい真ん中辺りを狙って調整していらっしゃるじゃないですか?

前田:まさにちょうど真ん中にピンを打つようにしています。

山崎:そんなバランス感覚って“どうやったら培われるんだろう?”ってすごく思うんですよね。

前田:多分、ビジネスの世界だとよく“プロダクトアウト”とか“マーケットイン”っていう言い方をするんですけど、例えでよく言われるのが、馬の時代に車って生まれないんですよね。

山崎:そうですね、馬でもまかり通っているから。

前田:そう、馬車に乗っているユーザーからは、「もっと馬を増やしてスピードを上げてほしい」とか「馬車のなかのクッションを柔らかくしてほしい」といった“馬車クオリティを上げてくれ”っていう話になるんですよ。そこで、「いや、馬ではなく、モーターを付けて、馬がいなくても機械で走れる物体を新たに作ってください」なんて言う人はいないんです。

山崎:いないですね。

前田:だから、何かのイノベーションとか大きな技術的リープが起きるときって、自分が生み出したいものと世間が求めているものの比重は、どちらかというと前者に体重がかかっているんですよ。

山崎:最初の一歩は。

前田:絶対にそうです。

山崎:じゃあそれでいいのかな?

前田:そうなんですよ。

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来週の「TOKYO SPEAKEASY」のお客様は……

5月24日(月)すみれさん×竹脇まりなさん(宅トレ動画クリエイター)
5月25日(火)スチャダラパー・Boseさん×never young beach・安部勇磨さん
5月26日(水)LiLiCoさん×純烈・小田井涼平さん
5月27日(木)又吉直樹さん×桝本荘志さん(作家)

がご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!

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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00〜26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/