高根枝里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「サステナ*デイズ」。“子どものあした 大人のきょう”をテーマに、子どもたちが安心して暮らせる未来のために、「SDGs(エスディージーズ:持続可能な開発目標)」の考えを軸にした“新しい毎日”を提案します。

12月23日(木)放送の「SDGs時代の新しい働き方」を考えるコーナーでは、ゲストにパーソルキャリア株式会社の執行役員で、転職サービス「doda(デューダ)」編集長・喜多恭子さんをお迎えしました。

「doda」編集長・喜多恭子さん、高根枝里



高根:今回の放送では、「SDGs時代の新しい働き方」について注目していきます。コロナでテレワークが定着して、地方に移住する人も増えています。仕事を選ぶ上での価値観も、多様化してきています。今日は、そんな「新しい働き方」について、実際にどんな変化が起きているのかを探っていきましょう!

スタジオには、パーソルキャリア株式会社 執行役員、転職サービス「doda」編集長・
喜多恭子さんをお迎えしています。

――総合人材サービスのパーソルグループでは、人材派遣の「テンプスタッフ」や転職サービス「doda」を展開。「はたらいて、笑おう。」のグループビジョンのもと、働き方にまつわる「SDGs」に取り組んでいます。

◆理想の働き方が多様化する時代に

高根:喜多さんは「doda」編集長として、求職者と企業のマッチングの現実を見てこられたかと思います。求職者の仕事を選ぶ価値観には、どのような変化が生まれていますか?

喜多:一番感じているのは「社会貢献性」ですね。特に30歳以下の若者に関しては社会貢献性が仕事を選ぶ軸になっているなと感じています。他の特徴ですと、コロナ禍を機に働き方も変化していますね。リモートワークや、隙間時間を利用した副業でキャリアアップを実現しようと考えている方もいらっしゃいます。

転職サービス「doda」の会員調査では、20代と30代の6割以上が転職を“ポジティブなもの”と捉えているようです。転職は生き方のひとつの手段という形になっていて、ご自身の働き方だったり自分らしさだったりを求めていらっしゃる傾向にありますね。

高根:その気持ち、わかります。私はアメリカに10年以上いたんですけども、転職はけっこう当たり前っていう空気感がありました。転職するたびにステップアップするっていう印象があるので、周りの人たちはだいたい2、3年で仕事を変えていくんですよね。日本で長期で働くこともいいことだなと思うんですけども。

喜多:そうですね。転職が生き方の手段として選ばれてきているのは喜ばしいことだなと感じております。テレワークが進み、30代のなかには郊外に行くことで子育ても仕事もやりやすい環境を望まれる方もいらっしゃいますね。

高根:たしかに。子どもができて、ワイン畑をやりながら山梨県で暮らしている友人がいます。理想の働き方も多様化が進んでいるってことなんですね。

◆リモートワークを取り入れている企業は人気?

高根:企業側の変化について、どんなふうに感じていますか?

喜多:個人と同様に、企業も社会環境の変化を感じております。一番変わってきたなと思うのが、やっぱりダイバーシティ(多様性/人事やマネジメントなどの分野では、国籍、性別、年齢などの区別なく、さまざまな人材を登用し、多様な働き方を受容していこうと
いう考え方)の推進です。これを志している会社様が増えてきています。多様な社員を生かして、能力が最大限に発揮できる環境を作ろうと動かれている感じですね。

高根:「副業してもいいよ」という企業は増えてきているんですかね?

喜多:増えましたね。現在、55%の企業で副業を容認する動きがあります。副業を実際にやられている方に聞いてみると、3、4割の方が本業にプラスになったそうです。こういった話が、企業の副業OKを促進している気がしていて、すごくいい循環だと思います。

高根:リモートワークも増えているんですよね?

喜多:そうですね。リモートワークはコロナ禍で一気に普及が進み、約4割弱の企業様が取り入れています。実は、コロナ禍が落ち着いたタイミングで一時は出勤が戻ったのですが、ここにきて、またリモートワークを継続しようという企業様が増えてきている状況です。

高根:へえ〜!

喜多:理由としましては、リモートワークが「採用優位性」につながるからです。リモートワークを採用している求人と、そうじゃない求人では、エントリーが1.6倍ぐらい違うんですよ。

高根:そうなんですね。

喜多:それに加えて、自社の優秀な人材に継続して働いてもらいたいという、企業様の思いもありますね。在宅勤務を認め、家庭と仕事を両立ができる地方移住を認める会社様も広がってきているなと感じております。

高根:なるほど。

◆SDGsを取り入れたサービスを展開

高根:SDGs時代の求職者と企業のマッチングについてもお聞きします。喜多さんの会社ではどんなサービスを展開されているんですか?

喜多:今日のトークテーマに合った内容ですと、障がいがある方の多様な働き方を支援するパーソルチャレンジという会社があるのですが、「AI・機械学習」や「データサイエンス」といった先端のAI技術を学んでいただいて就労に繋げるサービスを展開しております。

高根:なるほど。

喜多:あとは、副業やフリーランスのご支援ですね。個人でそういった意向のある方をデータベース化して、企業様にご支援させていただくサービスがあります。

高根:さまざまな取り組みがおこなわれているんですね。

喜多:そうですね。

◆企業と人材両者にとって望ましいマッチングを

高根:喜多さんが、仕事を通してこれから挑戦して行きたいことはありますか?

喜多:SDGsで言うならば、8つ目の目標「働きがいも経済成長も」に力を入れたいなと思っております。世界の人口の半分は、実は1日2ドル以下の収入で働いています。それを考えると、日本はとっても豊かなんですよ。

ところが日本は、グローバルでは「働き甲斐」が最下位群。これは、活用されていない制度や、国民性が影響しているのかなと思っています。良くも悪くも(日本人は)文脈や空気を読んだり、過去・前例を大切にしたりしますよね。

高根:そうなんですよ。前例がないと突破できないんですよね(笑)。

喜多:いい面もあるんですけどね。一方で、その人らしい発信や仕事、行動ができない状況も起こしています。私個人としては、転職サービス「doda」などの働く人を応援するサービスを通じて企業と人との最適なマッチングをやっていきたいです。それを啓蒙することによって、見えないバイアスや新しい価値観の導入の支援していきたいですね。

高根:私も、マッチングがキーだなと思っていて。「こっちで合わなくても、あっちでは合った」みたいなことってあるじゃないですか。

喜多:そうなんですよね。

高根:人それぞれに適材適所ってあるよな、っていつも思っております。

喜多:素晴らしいです。

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聴取期限 2021年12月31日(金)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:サステナ*デイズ
放送日時:毎週木曜11:30〜13:00
パーソナリティ:高根枝里
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/sustaina/