作家・村上春樹さんがディスクジョッキーをつとめるTOKYO FMの特別番組「村上RADIO」(毎月最終日曜 19:00〜19:55)。5月30日(日)の放送は、「村上RADIO〜RAY CHARLES SONG BOOK〜」と題して、アメリカのソウルシンガー、レイ・チャールズの楽曲に焦点を当てた特集をお送りしました。村上さんが選曲したレイ・チャールズの名曲や、さまざまなアーティストによるカバーバージョンもオンエア。この記事では、後半2曲とクロージング曲、“今日の最後の言葉”についてお話された概要を紹介します。


村上RADIO



◆Billie Holiday「Georgia On My Mind」
◆Ray Charles「Georgia On My Mind」
ホーギー・カーマイケルが1930年に作曲した名曲「Georgia On My Mind」、「わが心のジョージア」。ビリー・ホリデーがこの曲を歌ったのは1941年で、レイ・チャールズが録音したのは1960年。ビリー・ホリデーとレイ・チャールズ、どちらもポピュラー音楽の歴史に残る偉大な歌手です。最後にこの2人の歌を続けてかけます。じっくり聴いてください。

(クロージング曲)Stanley Turrentine「Lonely Avenue」(LP)

今日のクロージングは、スタンリー・タレンタインがレイ・チャールズのヒット曲「ロンリー・アヴェニュー」を演奏します。オルガンは奥さんのシャーリー・スコット。ジミー・ポンダーのギターが素敵です。
     
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今日の最後の言葉は、黒澤明監督の映画「七人の侍」のなかで、俳優の加東大介が、野武士と戦う農民たちに向かって言う台詞です。

「侍は攻めるときにも走る。退(しりぞ)くときにも走る。走れなくなったら、それは侍が死ぬときだ」

久しぶりにこの映画を観ていて、この一言が身にしみました。古い映画で台詞がよく聞き取れなかったので、細かいところが間違っていたら、すみません。でも僕も「作家が走れなくなったら、それは作家が死ぬときだ」なんて言ってみたいです。かっこいいですよね。

でも考えてみたら、昔の侍って、戦場では重い鎧や兜をつけて、刀とか槍とかを抱えて走り回っていたんですよね。ジョギングウェアを着て、軽いシューズを履いて、気楽にひょいひょい走っている僕らとは、かなり事情が違います。まあ、侍じゃなくてよかったな、と思います。
     


それでは今日はここまで。来月はクラシック音楽を元ネタにしたポピュラー音楽、それも、とりわけ、「ロシア人作曲家編」をお送りします。さて、いったいどんなものがかかるのでしょうね? お暇な方は予想してみてください。それでは。

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聴取期限:2021年6月7日(月)AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:村上RADIO〜RAY CHARLES SONG BOOK〜
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:5月30日(日)19:00〜19:55(※放送日時が異なる局があります)
パーソナリティ:村上春樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/