ミュージシャン、デザイナー、作家、俳優、職人など、異なるフィールドを舞台に活躍する“ふたり”が語らうTOKYO FMの番組「三井ホーム presents キュレーターズ〜マイスタイル×ユアスタイル〜」。2月19日(金)放送ゲストは、料理研究家・コウケンテツさんと、お笑いコンビ・クワバタオハラ、くわばたりえさん。ここでは、3児のお子さんを持つお2人が、子どもの食の悩みについて語りました。


コウケンテツさん、くわばたりえさん



テレビ、雑誌、講演会など多方面で活躍中のコウさん。旬の素材を生かした簡単でへルシーな料理レシピで知られています。3児の父親でもあり、ご自身の経験をもとに親子の食育や男性の家事・育児参加、食を通してのコミュニケーションを広げる活動にも力を入れています。同じく、3人のお子さんを持つ、くわばたさん。お笑い芸人として活躍しながらも、子育ての苦労や悩みなどを飾らない言葉で綴ったブログの読者も多く、ママたちから絶大な支持を集めています。

◆自分が作った離乳食を食べてくれなくて…

くわばた:お子さんは野菜をいっぱい食べますか?

コウ:全然食べないです。限られていますね。昨日まで「ブロッコリーが美味しい」と食べていたのに、ある日突然食べなくなったり。意味が分からないですよ。

くわばた:あとは、手の込んだ料理に限って食べてくれなかったり。

コウ:あれ、何なんですかね? 子どもの好き嫌いは永遠の謎ですもんね。

くわばた:昔、離乳食で悩んでいるときに、コウさんの記事に「僕は料理研究家なのに、子どもが離乳食を食べないことに悩んでいる」と書いてあるのを読んで、「料理研究家のコウさんの離乳食を食べないんじゃ、そりゃあ私のなんて食べへんわ」と思って気が楽になったんですよ。ただ、自分の職業が料理研究家で子どもが離乳食を食べないことには、相当悩まれたのでは?

コウ:悩みました。料理を生業にしているのに、自分が作ったご飯を子どもが食べてくれないのは一番だめじゃないですか。「なんで食べへんの……」っていうのは確かにありましたね。

くわばた:どう工夫したんですか?

コウ:試行錯誤しました。最近は、“料理を美味しく食べるだけの役割の人”、主にお父さんが大事だと思っていて。取材で海外の家庭によく行かせてもらうんですけど、パパが食卓をすごく盛り上げてくれるんです。理想論かもしれませんが、出されたものを「まずい」「うまい」の判定ではなくて、とりあえず盛り上げる。「うまい」と言って食べたら、食卓にいい空気が流れる気がするんです。子どもは、それにつられていくと思うんです。

くわばた:「美味しい」と言っている人を見ることは、子どもにとってもいいですし、作った側には、すごく作りがいがある。私、「おかわり」って言葉好きなんですよ。

コウ:魔法の言葉ですよね。

くわばた:昔、親戚の子どもが家に来たときに、ちょっと上の親戚のお兄ちゃんが、野菜嫌いの長男の前で、野菜をモリモリ食べたんです。そうしたら、いつもは絶対に手をつけない長男が、野菜を一口食べて「本当だ! 美味しい」って言ったときに、「美味しい」って言うてる人を近くで見ていると、食べたくなるんやと思いました。それがちょっと憧れのお兄さんやったり、お父さんやったりするから、一緒に食べたくなったのかな。「無理やり食べなさい」「大きくならへんよ」ではなくて、「美味しい」と言って食べている姿を見せるのが一番かもしれないですね。

コウ:そうなんですよ。子どもは楽しそうなことに対する興味とか、それに対する吸収力は凄い。無理にやらされたり、怒られたときは言うことを聞かないんですよね。

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▶▶番組Webサイトでは、放送内容をPodcastで聴くことができます。ぜひお聴きください!

次回3月19日(金)放送のゲストは、安藤桃子さん(映画監督)×松本恵奈さん(ファッションブランド「CLANE」クリエイティブディレクター)。どうぞお楽しみに!

<番組概要>
番組名:三井ホーム presents キュレーターズ〜マイスタイル×ユアスタイル〜
放送日時:毎週金曜 17:00〜17:25
ナビゲーター:田中麗奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/curators/