TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、サンプラザ中野くんとふかわりょうさん。ここでは、中野くんが名曲「Runner」の制作秘話を披露しました。

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(左から)サンプラザ中野くん、ふかわりょうさん


◆「いつの間にか応援歌に…」(中野)
中野:「Runner」って実は、(爆風スランプの)オリジナルのベースメンバーが辞めていくときに、彼のことを歌った歌なんですね。だから彼のことを“お前は(爆風スランプは)辞めるけど、音楽は続けていくだろう。俺たちも音楽を続けるよ、走り続けるよ、走る走る俺たち”っていう歌なんですね。だから、全然応援歌じゃなくて、ただの私小説なんですよ。それが、「天才・たけしの元気が出るテレビ !!」(日本テレビ系)という番組で……。

ふかわ:うわぁそうだ! もうちょっと鳥肌が……! 体が反応していますよ。

中野:ハハハ(笑)。そこで、アイスホッケー部のコーナーのテーマソングとして使っていただいて、そのアイスホッケー部が頑張ってくれたから、(「Runner」が)応援歌として人々に認知されたんですね。

ふかわ:私は、屋外でも歌っている光景が頭に残っているんですけど。

中野:一度だけ、(アイスホッケーの)現場に行って歌わせてもらった記憶がありますよ。

ふかわ:そうですよね!

中野:そんな経緯で、いつの間にか(「Runner」が)応援歌になっちゃったんですよ。

ふかわ:今、私もその背景を知りましたけど、世に生まれているヒット曲なり歌い継がれるものって、真意とは乖離した部分で一人歩きすることってありますよね? “この曲って、実は不倫の歌だったんだ”“実は悲しい歌だったんだ”っていうような。

中野:そうなんだと思います。

ふかわ:でも、あの頃はみんなが背中を押されたんじゃないですかね。

中野:それで(「Runner」を聴いた方から)「素晴らしい応援歌ですね、次も応援歌を作ってください!」っていっぱい声をかけていただいて。ただ俺は応援歌を作った記憶がないから“なんでこれが応援歌になっちゃったんだろう”って、3年4年くらいは腑に落ちないまま歌っていたんですよ。

でも、あることを思い出したんですよね。中学生のときに応援団に入れられて、市内の大会で何の部活だったかは覚えていないですけど、応援に行ったんですよ。そうしたら、その部活の顧問の先生から、「中野の声で応援してもらったら選手たちも頑張れるよ。ありがとう!」って言われたんです。

そのときは“俺の声?”みたいな。それで、「Runner」を出して4年後くらいに、それを思い出して“あ! 俺の声って応援向きなんだな!"“俺の声って、こうやって活かされるんだな”って思って。

ふかわ:へぇ〜! “声が応援向きだな”とおっしゃった方もすごいと思うんですけど、例えば、一番最初に「応援するための曲を作ってくれ」って言われて作ると、力が入りすぎてうまくいかないことって往々にしてあるじゃないですか?

中野:あります。だから「『Runner』が売れたんだから、もう1回『Runner』みたいな曲を作ってよ」なんて言われると、“えー?”ってなりますよね(笑)。

ふかわ:だから「Runner」も、世の中的には応援ソングとして捉えて、背中を押された人が多くいたわけじゃないですか。でも、始めから応援ソングとして作っていたら、同じ風向きだったとは限らないですよね?

中野:その通りですよ! つまり応援ソングって、“応援する側”と“応援される側”がいるわけじゃないですか。だけど「Runner」のシチュエーションって、「“自分”と“自分の仲間”との対比」だから、“AさんからBさんへ”っていうものがないんですよね。

ふかわ:なるほど!

中野:だから応援するにしても、自分のことなんですよね。だからみなさんも“自分の歌”として感じてくれたのかなって思っています。

ふかわ:いやー、面白いなぁ!

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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00〜26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/