7月16日(日本時間17日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズとワシントン・ミスティックス(WNBA)は、今年6月に逝去したフランチャイズの功労者、ウェス・アンセルドの栄誉を称えるべく、右肩に背番号41のパッチを付けてプレーすることを発表した。

「彼のプレーは何度か映像で観たし、いくつか彼のことについても聞いたことがある。彼がどれほど凄い選手たったのか、あのパッチが本当の意味で何を象徴しているのか、今チームでプレーしている選手たちには分からない。でも自分たちにできる限りプライドを高く持って、あのパッチを付けてプレーしていくよ」

 キャリア10年目のイシュ・スミスがそう話したように、現在ウィザーズに所属する選手たちは、1969年から12年間チームに在籍したアンセルドの現役時代を知らない。そのため、彼のプレーは映像や周囲から聞いた情報でしか知ることができないものの、フランチャイズを代表する選手の1人という認識はあるようだ。

 翌17日、ウィザーズはジャロッド・ユーソフと今季終了までの契約を締結。今季メンフィス・グリズリーズ傘下のGリーグチーム、メンフィス・ハッスルで渡邊雄太とともにプレーしたフォワードは、34試合に出場して平均19.0点、10.7リバウンド、3.1アシスト、1.4スティール、1.1ブロックをマークし、Gリーグのオール1stチームにも名を連ねた。

 ジョン・ウォール、ブラッドリー・ビール、ダービス・ベルターンスの第二幕の欠場が決まっているウィザーズ。ユーソフはジェリアン・グラント(7月1日に契約)に続き、今月に入って2人目の補強となった。
  そんなウィザーズにとって最大の朗報は、トーマス・ブライアントの練習復帰だろう。

 9日に新型コロナウイルスの検査結果で陽性反応が出ていたビッグマンは、15日にオーランド入りし、自主隔離を終えて17日にチームに合流して練習を行なった。

 スコット・ブルックス・ヘッドコーチはブライアントのコンディションについて「ちょっと遅れているが、彼なら(開幕までに)身体を作り上げるさ。彼は競争心溢れるアスリートだからね」と信頼を寄せていた。

 キャリア3年目のブライアントは、今季足のストレス反応が出たことで計26試合を欠場したものの、平均23.7分、12.1点、6.8リバウンド、1.9アシスト、0.9ブロックを記録。エネルギッシュなプレーでチームを勢いづかせるこができ、第二幕では八村塁にに次ぐオフェンスの“セカンドオプション”として期待されている。

 ペイントエリアで活躍が見込めるビッグマンの復帰に、トロイ・ブラウンJr.は「最高だった。彼が戻ってきたことは、このチーム全員にとって凄く良いこと」と話しており、チーム内のムードも徐々に高まってきたようだ。

 ウィザーズは7月31日のシーディングゲーム初戦(対フェニックス・サンズ)を前に、22日からスクリメージ(練習試合)を3試合こなしていくこととなる。

文●秋山裕之(フリーライター)

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