トロント・ブルージェイズの右腕、山口俊が嬉しいメジャー初勝利を手にした。

 現地時間26日、本拠地で行われたボストン・レッドソックス戦で山口は3回から2番手として救援登板すると、メジャー移籍後は自身最長イニングとなる4.0回を投げて2安打(1本塁打)1失点、2奪三振、2四球と素晴らしいピッチングを披露。打線もこれを後押しして9対1で勝利し、山口はメジャー初白星を飾った。

 2点リードの3回からマウンドへ上がるも、先頭打者からヒットと四球で無死一、二塁のピンチを招いてしまう。しかし、後続を併殺に打ち取って無失点に抑える。続く4回にはミッチ・モアランドに左越えソロを浴びたものの、5〜6回は1四球を与えたのみで無安打に相手打線を封じ込めて、試合の流れをつくってみせた。 メジャーデビューからしばらくは苦戦が続いた。2戦連続で延長タイブレークに起用されると、滅多打ちにあって7月は0勝2敗、防御率36.00。「Shun Yamaguchi」の名前がカナダのツイッタートレンド1位になるなど、フィールド外でも“炎上”した。しかし、8月はロングリリーフを中心に調子を取り戻すと、この日を含めて計11.2回を投げて防御率1.54と好投を続けている。

 巨人時代に投手三冠、ノーヒッターも達成したことのある右腕はいよいよ本領発揮の時を迎えている。チーム事情で本職の先発に転向するとの報道も出ており、起用法を含めて山口のピッチングへの注目度は高まっていると言えるだろう。

構成●SLUGGER編集部