現地6日(日)、全米オープンの男子テニス4回戦で信じられない事態が起きた。世界1位のノバク・ジョコビッチが失格処分で敗退となり、対戦相手のパブロ・カレノブスタ(スペイン)の準々決勝進出が決まった。

 ことの発端は第1セット、ジョコビッチは第9ゲームで5-4とリードを奪い、続く第10ゲームでは0−40とセットポイントを迎えた。しかし、このチャンスを生かせなかったジョコビッチは徐々にイライラを募らせていく。その後、第11ゲームでカレーニョ・ブスタにブレークを許した際に、ジョコビッチがベースライン後方に打ち込んだボールが線審の喉元に直撃してしまった。

 これを受け、一時試合は中断。ジョコビッチは「故意に打ったものではない」と主張したものの、大会側が失格処分を下し、4回戦敗退となった。
  今回のジョコビッチの失格処分について、試合後に大会側が公開した公式文書によると、「グランドスラムのルールに則る形で、危険とみなされているボールを打つ行為、それ(ボールを打つこと)によって起こりうる不慮の事故を軽視したことで、ジョコビッチを失格とした」と伝えられている。また、失格処分のペナルティーとして今大会での全獲得ポイントの失効、獲得賞金の没収に加え、危険行為に対する罰金も課されるという。

 ジョコビッチはその後、自身のSNS上に、今回の出来事に対するコメントを発表。「本当に悲しく、心が空っぽになった」としつつ、「彼女にこのようなストレスを与えてしまったことを非常に申し訳なく思っています。意図的ではありませんでしたが、間違っていました。」と、改めて釈明した。さらに、今後については、「この(出来事の)全てを、選手として、人間としての成長と進化の糧にしていきたい」と綴った。

 前哨戦のウェスタン&サザン・オープンの優勝、今季26勝無敗と驚異的な成績を残していただけに、ジョコビッチにとっては何とも不運で形容しがたい結末となってしまった。ジョコビッチの敗退により、今年度のUSオープンでは新王者が誕生することが決定したが、SNS上では多くのテニスファンから予想外の結末に衝撃の声が広がっている。

文●中村光佑

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This whole situation has left me really sad and empty. I checked on the lines person and the tournament told me that thank God she is feeling ok. I‘m extremely sorry to have caused her such stress. So unintended. So wrong. I’m not disclosing her name to respect her privacy. As for the disqualification, I need to go back within and work on my disappointment and turn this all into a lesson for my growth and evolution as a player and human being. I apologize to the @usopen tournament and everyone associated for my behavior. I’m very grateful to my team and family for being my rock support, and my fans for always being there with me. Thank you and I’m so sorry. Cela ova situacija me čini zaista tužnim i praznim. Proverio sam kako se oseća linijski sudija, i prema informacijama koje sam dobio, oseća se dobro, hvala Bogu. Njeno ime ne mogu da otkrijem zbog očuvanja njene privatnosti. Jako mi je žao što sam joj naneo takav stres. Nije bilo namerno. Bilo je pogrešno. Želim da ovo neprijatno iskustvo, diskvalifikaciju sa turnira, pretvorim u važnu životnu lekciju, kako bih nastavio da rastem i razvijam se kao čovek, ali i teniser. Izvinjavam se organizatorima US Opena. Veoma sam zahvalan svom timu i porodici što mi pružaju snažnu podršku, kao i mojim navijačima jer su uvek uz mene. Hvala vam i žao mi je. Bio je ovo težak dan za sve.

Novak Djokovic(@djokernole)がシェアした投稿 - 2020年 9月月6日午後3時58分PDT

'So unintended. So wrong': Novak Djokovic apologises after US Open disqualification 😐

How's your Monday going? pic.twitter.com/Qd7TDlRlJP

— Stadium Astro (@stadiumastro) September 7, 2020