テニスATPマスターズ1000大会の『イタリア国際(イタリア/ローマ)』で、2回戦に登場した世界35位の錦織圭が、予選勝者で世界249位のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)に3−6、4−6のストレートで敗戦を喫した。14日に行なわれた1回戦で、383日ぶりの勝利を挙げ、上位進出を狙いたい錦織だったが、勢いに乗る若手を止めることができなかった。

 錦織は試合を通して5本のブレークチャンスを握りながらも、ムゼッティの質の高いプレーにそれをことごとく阻まれた。また、お互いにサービスキープで迎えた第2セットの第9ゲームでは、30−15と先行しながらも停電トラブルに見舞われ、リズムを崩してしまった。

 ATP公式サイトによると、敗れた錦織は試合後、「彼(ムゼッティ)は非常にいい選手。ハードコートでどういうプレーをするのかはわからないが、特にクレーでは力を発揮できていると思う」とコメントした。

 また、「彼(ムゼッティ)はバックハンドもサーブも良いけど、(それだけではなくて)すべてのことをバランスよくできるのは、大きな武器だと思う」と、18歳の新鋭のプレーを讃えた。
  一方のムゼッティは「信じられない試合だった。彼(錦織)がベースライン付近でプレーしていた中、自分は非常にうまくプレーできたと思う。ワウリンカとの対戦時とは感覚は違ったけど、彼ら(ワウリンカと錦織)は偉大なプレーヤーだから、本当にうれしい」と喜びを語った。

 自身のプレーについては、「スタートからフォアハンドの感覚が良かった。スタン(ワウリンカ)との試合の時よりも、リターンゲームでアグレッシブにプレーできていた」と満足していた。ムゼッティは3回戦で、第5シードのガエル・モンフィス(フランス)を破った予選勝者、ドミニク・コプファー(ドイツ)と対戦する。

 1年のブランクが響いているのか、錦織は終盤に体力面での課題を感じさせ、脚を気にするような場面も見られた。それでも随所でストロークからのネットプレー、サーブ&ボレーなど、効率的にポイントを取る場面も多く、新コーチのマックス・ミルニー氏との練習の成果が出ているようにも思える。

 この後、錦織は21日(月)開幕の『ヨーロピアン・オープン(ドイツ/ハンブルグ)』に出場を予定している。全仏オープンに向けて更なる自信をつけていきたいところだ。

構成●スマッシュ編集部

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ATP Tour(@atptour)がシェアした投稿 - 2020年 9月月17日午後1時18分PDT