ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、史上3位タイとなる10回目のNBAファイナル進出を果たし、自身4度目の優勝を目指している。

 今季を通じて司令塔役を担ったレブロンは、レギュラーシーズンで平均10.2アシストをあげて自身初のアシスト王を獲得。プレーオフでは通算勝利数で単独トップ浮上、通算トリプルダブル回数でも1位のマジック・ジョンソン(30回)まであと3回に迫るなど、衰え知らずの35歳に、現役時代にディフェンスの名手として鳴らしたゲイリー・ペイトンも感嘆している。

 38歳まで現役を続けたペイトンは、『NBA TV』で「ゲームメーカーとなった今のバージョンのレブロンをどう思うか?」と尋ねられると、ドラフト全体1位でNBA入りした2003年からトップレベルを維持し続ける“超人ぶり”に舌を巻いた。
 「彼のプレーは年齢を感じさせない。俺の中では彼はいまだに17歳だ(笑)。オフシーズンに身体を鍛え抜き、コンディションをキープし続けている。突然変異みたいなもんさ。35歳にしてすべてをこなし、平均26点、8リバウンド、10アシスト級の成績を残してしまうんだからね。17歳(※実際には18歳)でNBA入りした選手としては信じられないよ」

 レブロンが今年レイカーズで優勝を果たせば、マイアミ・ヒート、クリーブランド・キャバリアーズ時代に続いて異なる3チームでタイトルを獲得することになる。これはジョン・サリー(デトロイト・ピストンズ、シカゴ・ブルズ、レイカーズ)、ロバート・オリー(ヒューストン・ロケッツ、レイカーズ、サンアントニオ・スパーズ)に次いで史上3人目の快挙。35歳のシーズンから成績が急降下し、2006年にヒートで黒子役として自身初優勝を果たしたペイトンは、その凄さを肌で感じているようだ。

 また、スタッツ以外にレブロンの存在の大きさを示しているのが、アンソニー・デイビスの成長だという。27歳のビッグマンは、デンバー・ナゲッツとのカンファレンス決勝第2戦で逆転ブザービーターを決めるなど、今プレーオフでレブロンを上回る平均29.1点をマーク。昨季までプレーしていたニューオリンズ・ペリカンズではケガの多い選手という印象もあったが、 “キング”の存在が一皮剥けるきっかけになったとペイトンは話す。
 「AD(デイビス)が今のように進化を遂げられたのはレブロン・ジェームズのおかげだ。レブロンがしっかり面倒を見て、サポートしている。『俺がついているが、毎晩お前が活躍しなきゃいけない。俺たちはお前にボールを回す。チャンピオンシップを取るぞ』ってね。ADはよりタフになり、目標のためにプレーするようになった。ニューオリンズでは目標もなく負け癖がついていたが、今は違う」
  9月30日(日本時間10月1日)に行なわれたヒートとのファイナル第1戦では、レブロンが25得点、13リバウンド、9アシスト、デイビスが34得点、9リバウンド、5アシストを記録し、レイカーズが先勝した。衰え知らずのレブロンが勢いそのままに頂点に立てば、さらに称賛が集まることになりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

【PHOTO】35歳を迎えても未だ衰え知らず!NBAの“キング”レブロン・ジェームズ特集!