10月第3週目の男子テニスでは、ATP500のサンクトペテルブルク・オープン(ロシア/サンクトペテルブルク、室内ハード)、同250のベット1ハルクス・インドア(ドイツ/ケルン、室内ハード)、同じく250のフォルテ・ビレッジ・サルデーニャ・オープン(イタリア/サルデーニャ、クレー)の3大会が開催された。

 サンクトペテルブルク・オープンの決勝では、第3シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が、第7シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)を7−6(5)、6−4で下して優勝。今季4勝目を挙げた。

 今季開幕から好調を維持しているルブレフは、今大会でも得意とするフォアハンドの強打が炸裂。ユーゴ・アンベール(フランス)やデニス・シャポバロフ(カナダ)といった、同年代のホープたちを下しての勝ち上がりだった。

 決勝でも、広いコートカバー力を持つチョリッチに対し、強打と早いタイミングの攻撃で時間を奪っていく作戦に。第1セットのタイブレークでは一時ミニブレークを先行されるも、終盤の果敢な攻めで挽回するなどメンタル面での強さも見せた。

 ATP500シリーズでは、先月のヨーロピアン・オープン(ドイツ/ハンブルグ、クレー)に続いて自身2度目の優勝。年末のATPファイナルズ(イギリス/ロンドン)初出場に大きく近づいたルブレフだが、これについては「チャンスがあると思っていなかった」と謙虚に語りつつも「出られたら本当に素晴らしいね。最高の選手たちと競い合い、ベストを尽くすチャンスだから」と、ATP公式サイトで明かしている。
  ベット1ハルクス・インドアでは、地元勢で第1シードのアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)が、第3シードのフェリックス・オジェ‐アリアシム(カナダ)を6−3、6−3で破って今季初優勝を挙げた。

 2018年に自己最高位となる3位を記録して以降、サービスの不調などで少し低調気味だったズベレフだが、先月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク)でグランドスラム初の準優勝を飾るなど、かつての強さを取り戻しつつある。

 フォアバック共に鋭いストロークで、真っ向からオジェ‐アリアシムとの打ち合いを演じたズベレフは、リターンゲームで半分近くのポイントを獲得。試合後には「ベストなテニスだった」と自画自賛するほどハイレベルなプレーを披露し、1時間19分でトロフィーを手にした。

 一方、カナダの新星として著しい成長を見せるオジェ‐アリアシムは、この敗戦でツアー決勝の戦績が0勝6敗に。「最初から最後まで悪いプレーだった」と肩を落とすが、彼がブレークする日もそう遠くはないだろう。

 この週唯一のクレーコート大会となったフォルテ・ビレッジ・サルデーニャ・オープンは、準々決勝までにすべてのシード選手が姿を消す波乱の大会に。

 決勝では、ノーシードのラスロ・ジェレ(セルビア)が、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場のマルコ・チェッキナート(イタリア)を7−6(3)、7−5で下して優勝。ジェレは昨年のリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ)に続き、自身2度目のツアータイトル獲得となった。

構成●スマッシュ編集部

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