10月3日(現地時間)に行なわれたコパ・ド・ブラジル・ラウンド16の第2レグで、ボタフォゴは敵地でクイアバとスコアレスドロー。第1レグを0-1で落としていたため、あえなく敗退となった。

 本田圭佑はキャプテンとして先発出場し、現地メディアから及第点以上の評価がつくほどの働きを見せたものの、ゴールをもたらすことはできなかった。

 第1レグでは、自陣での苦し紛れのパスが相手の決勝ゴールに直接結びついてしまったことで、SNSで謝罪してリターンマッチでの挽回を誓っていたが、それも叶わず……。そして、彼はこの代償を払わされることになったようだ。

 ボタフォゴの専門サイト『FOGAO NET』は、「コパ・ド・ブラジルでボタフォゴが敗退した後、インターネット上で本田の名前が“炎上”」と報じた。
  同メディアは「まだボタフォゴのユニホームを脱ぐか(契約を延長するかしないか)どうか分からない本田だが、火曜日、この日本人スターはクラブの歴史において“恥”の一部となって終わった」と綴っているが、これは対戦相手のクイアバが全国選手権2部(セリエB)のチームだということもあるだろう。ちなみにこの“屈辱”は3年連続である……。

 SNSでは、「背番号4」が最も話題になっているテーマのひとつとなり、ツイッターでは「本田」の名前が3万件以上も登場したという。そしてその多くは、彼への批判や皮肉の動画や静止画だったということで、その一部が紹介されている。

「クレイジーな男は、魔法のパスでコパ・ド・ブラジルを勝ち抜くことを決意した。その通りに、彼は違うチームに行った」

「本田はクイアバの選手に、素晴らしいパスを送った」

「本田と(サロモン・)カルー。ひとりは、信じられないことに、口を開かず、ボールを横に出すだけで、決定的な時間には姿を消すキャプテン。もうひとりは、プレーするためのフィジカルの能力もないのに、ボロボロのクラブに給料を請求している」

「本田は、我々が期待したものの10%も提供できなかった。彼もまた、ボタフォゴ・ファンがこれまでに見てきた何百万もの幻想のひとつにすぎないということに、我々は気づく時が来た」
  全国選手権(セリエA)でも降格の危機に晒されているボタフォゴにとっては、唯一希望を残していたコンペティションであり、勝てば330万レアル(約6千万円)の賞金が約束されていた。これを失ったことは、チームとしても、また財政破綻の状態にあるといわれるクラブとしても、あまりに痛く、それもファンの怒りをさらに増長させていることだろう。
  期待が大きいだけに、こういった状況になった場合の反動は大きい。本田としては、これらの声を甘んじて受けながら、粛々と残された試合での勝利を目指すしかない。

 なお、ブルーノ・ラザロニ監督の後任だが(現在はフラビオ・テニウスGKコーチが暫定で指揮)、ボリビア代表監督のセサール・ファリアスの獲得を断念したボタフォゴは、Jリーグの初代得点王で、引退後は国内外の多くのクラブや代表チームを率い、現在はフリーのラモン・ディアスと合意に達したと、地元紙『LANCE!』などが伝えている。

構成●THE DIGEST編集部