ブラジルのボタフォゴでプレーする本田圭佑が11月6日(現地時間)に自身のSNSに投稿した、クラブへの経営面の意見・提案とファンへのメッセージは、大きな反響を呼んでいる。

 コパ・ド・ブラジルでの敗退を謝罪した後、「ピッチ上だけでなく、クラブ運営の面でいかに貢献できるかを考えている」という彼は、外国からの投資だけに頼るのは危険だとし、ファンが納得して参加できる、将来性あるプロジェクトを始めることが必要と訴えた。

「わずか9か月の滞在でボタフォゴに恋をした」と綴った34歳の経験豊富な日本人選手の手になる長文には、多くの人々が反応し、様々な書き込みが寄せられたが、「素晴らしい!」「ありがとう」「尊敬している」「真のキャプテン」「会長になってくれ!」「どの経営者よりも経営者らしい」という好意的なものも非常に多かった。

 また、本田の言葉に感銘を受けたのは、ファンだけではなかった。ブレーメン、ヴォルフスブルク、ユベントスなどでもプレーした元ブラジル代表のクラッキで、現在はフラメンゴに所属するジエゴが、本田に感謝のメッセージを送ったのである(地元紙『LANCE!』より)。

「友よ。外国人選手が我々の国のフットボールを心配してくれるのを見て、とても素晴らしいと思った。クラブが堅実に経営して成功するためには、君が述べた全てのステップを尊重し、支持することが必要だ。この意識によって、我々ブラジル人は改善できる。ありがとう。そして君とボタフォゴの残りのシーズンに最高の幸を」
  今回の本田の行為によって、クラブの状況がどう変わっていくのか。それを知るには、時間が必要だが、ピッチ上での戦いはすぐにやってくる。11月8日(現地時間)にボタフォゴは、全国選手権(セリエA)でバイーアと対戦する。

 下位(暫定で20チーム中14位)に沈んでいる古豪にとって、降格を避けるためにも絶対に勝たなければならないアウェーマッチだが、ボタフォゴの専門メディア『FAGAO NET』などによると、本田はフィジカル面の問題でこれを欠場するという。

 次節のブラガンチーノ戦は、新監督に就任したラモン・ディアスの初陣となる予定。自身が7歳の時に開幕したJリーグで初代得点王となった、かつてのアルゼンチン代表ストライカーに、本田は白星をプレゼントできるだろうか。

 なお、61歳のディアスは7日、スタッフとともにリオデジャネイロに到着。待ち受けた報道陣に対し、「積極的な攻撃チームを目指す」と抱負を語っている。

構成●THE DIGEST編集部